一緒に居られなくてごめんねお兄ちゃん

久々の暮らし ページ8

裏梅side

A様が戻られてから宿儺様の機嫌も良い
無論、私にとってもA様が戻られてホッとしている
宿儺様は呪術師を鏖殺する中

貴「梅ちゃん、兄上は私がいない間ずっと探してたの？」

宿儺様はずっと貴方様を探しておりましたね
あれほど荒れてしまう姿に早く見つかることを祈っておりました
そう伝えるとA様はとても嬉しそうな顔をしていました

貴「兄上に会えなかったし梅ちゃんにも会えなかった
長く離れ過ぎてｲﾗｲﾗ溜まるなぁ!
今はこうして再開できて嬉しい!」

そんな事を言われて私も嬉しくなった
こんな可愛いA様を見れて幸せであります

貴「…ねぇ梅ちゃん」

そんな幸せのときA様が呼ぶ為振り向くと

(!?)

普段可愛らしい笑みを向けるA様
しかし先程の笑みは復讐心のような笑みだった
一体どんな笑みなのか、恐らく美守家に対してなのだろう

貴「…私は兄上より弱いけどそれでもね
呪いの王の妹だから、少しは強いよね?」

目に光が入ってないがそれでも彼女はまっすぐこちらを見つめてくるさまは恥ずかしながら興奮してしまった
宿儺様同等の力があるお方
彼女に勿論と答えると「そう」と答え、何かを考え始めてた

貴「…やっぱり梅ちゃんは分かってくれると思ってたわ」

なんとも素敵な笑みだろうか
復讐心にかられてる彼女の笑みは最高である
この兄妹だからこそ似るものだろう

貴「さてと!今日は疲れちゃったから梅ちゃん!
梅ちゃんが作ったご飯食べたいな?」

先程の笑みとうってかわって愛らしい表情で微笑む
もはや裏の顔なのか表の顔なのか分からないがそれでも可愛いと思ってしまう
















こんな美しい彼女だが、あの出来事によりお別れとなるなんて

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