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私の声に似ているし、後ろからつつかれ振り返ると
「な、なんで」
後ろには前世の頃の私が立っていた
前貴『初めまして、今世の私
私は前世の貴方よ』
何故前世の頃の私がここに居るの?
こんな事が起きるなんてないのに
前貴『今、貴方の力が目覚めるのよ
過去の私が持っていた呪力が解き放たれるのよ』
解き放たれる、きっと前世の力が戻る事なのだろう
でも、こんな状態の私が戻れるのだろうか
戻ったとしても暴走したら
前貴『でも今の貴方じゃ虎杖悠仁君もそうだけど、"宿儺も"護れないよ?』
今の私じゃ2人を護れない
前貴『でも私は護れるわ宿儺も悠仁君も』(ニヤッ)
そう言って私の首を掴み出した
前貴『貴方じゃ弟を護れない
私と代わろうよ、私が護るから貴方は休みなさい』
そうだよね、今の私じゃ2人を護る事が出来ないよね
私はそのまま意識を手放した
前Aside
今世の私と入れ替わった
これでようやく自由だよ、宿儺
虎「姉ちゃん、目覚めた?」
私の前にいる子が虎杖悠仁君ね
彼女の今の弟か
私には関係無いわ、私の弟は宿儺だけだもの
でも彼には悟られぬように
「えぇ、ちょっと目眩しちゃってねごめんね」
そう謝ると嬉しそうに笑う彼
正直自分の弟ではないからどちらでも構わない
宿儺さえ護れればそれでいいのよ
「ここから先は私の自由よ」
そんなことを宿儺、五条家に知られるとは知らず
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ゆうな - すごい面白かったです (2022年12月28日 19時) (レス) @page38 id: ba0e481756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミクリン | 作成日時:2021年4月6日 14時