姉は弟を愛するのは当たり前 (ページ31)

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限界が近づきはじめ、私はその場で倒れた

誰かに声を掛けられていたが意識が朦朧していた私には聞こえなかった

目が覚めると私は医務室にいた

右には五条先生と家入先生

左には私の手を握ったまま寝てる悠仁

ここまで悠仁が連れてきてくれたらしい

私に用があったらしく来る最中に倒れたから急いでここまで連れてってくれたそう

家「検査したら貴方多分、前世の力が戻りつつあるらしいわね」

力が戻りだしてるの？

本来はそんなことはあまりならないけど例外はあるらしい

ただ、稀なこともあるだろうから否定はできない

今前世の力と私の状態があまり追いついてないため痛みが来てるんじゃないかって

五「上には報告しないけど学長には伝えとくね」

『上に言ったら絶対処刑するなんて言うからね！』なんて呑気にスキップして医務室を出ていった

家入先生からは悠仁がずっと心配してるから後で言っといてと言われそのまま家入先生は出ていった

私は横で寝てる悠仁を起こした

虎「あ、姉ちゃん起きた？」

悠仁の顔を見るなり若干根の周りが赤くなっていたから泣かせてしまった事に罪悪感を感じた

悠仁の頭を撫でると嬉しそうに笑ってくれる

宿儺も同じだったな、私が頭を撫でると嬉しそうに笑ってくれるの

虎「姉ちゃんもう大丈夫？」

私の手を握りながらも心配の言葉

私は大丈夫と伝え立ち上がろうとしたけどまだふらつきがあった

悠仁から先生の方で私の看病しろと言われたらしい

大人しく悠仁に持たれながら一緒に歩いた

幼少の時も悠仁と寄り添ってながら作業してたなって

今の悠仁はこんなにも大きくなったしね

今は宿儺を受肉した事で処刑対象になってるけど、そんな事はさせたくない

また、弟と離れるなんて

－－－－－聞き取れないノイズ音－－－－－

またこれだ

何か聞き取れないノイズ音が頭の中で巡る

それがあってまともに立ってられない

虎「姉ちゃん！？」

私を支えてくれている悠仁

何とか立ち上がらないt『ねぇ、聞こえる？』

突然誰かの声がした

悠仁の声ではないし宿儺でも無いことは確かだった

女性の声だけど何とも気味悪く感じる

？『ねぇねぇ聞こえる？』

考えたくないけど思ってしまう

私は目を開けると、周りは暗闇に包まれていた

「え？」

先程まで隣に悠仁が居たはずなのに？

？『やっと起きた、ねぇ、私の声聞こえる？』

暗闇であるが声は確かに聞こえる

でもこの声、私のと似てる？

続きます