姉は弟を愛するのは当たり前

俺の気持ち ページ18

北条side

俺は宿儺が死んで生成している

それと同時に虎杖悠仁も居なくなった

正直虎杖悠仁は計算外だったけどまぁ、彼女だけ欲しいから結果的には良いけど

彼女はもう死体となってる宿儺基虎杖悠仁をずっと抱きしめてる

そんな死体よりも俺にしろよ

俺はずっとあの頃から好きだったんだ


『ねぇ、Aと俺は仲良い？』

貴『仲良いに決まってるじゃん！』

『俺と結婚してくれるの？』

貴『結婚？まだ考えてないなー』


1000年前、まだ宿儺が産まれる前は俺と彼女はとても仲が良かった

俺は彼女を好きだったんだ、今も変わらず

彼女の隣になる為に必死になって勉学に励んだし呪術も鍛えた

勿論身だしなみも彼女の為に色々尽くした

おかげで周りからチヤホヤされていたが俺は彼女一筋だったからどうでもよかった

けど、宿儺が生まれてから


貴『見てみて、私の可愛い弟！』

貴『弟の顔見るとさ、皆逃げるの何で？
こんなに可愛いのにさ』

貴『ねぇねぇ、宿儺が今日私の事ねぇねって言ったの！もう可愛すぎ！』


君はいつから変わってしまったのだろうか

今まで俺に対して笑ってくれた笑みも全て宿儺によって奪われた

俺はずっと君が好きなんだ、俺の前で他の男なんてまして君の弟なんかに興味はなかった

それに、あんな化物が君の弟なんて

だから俺は言ったんだ


『宿儺って腕4本に顔が2つだろ？
あれバケモン！あんなのは人間じゃないから
汚れるし、そもそも君の弟じゃないよ！
なんなら、俺が消してあげるから連れてきてよ！』

彼女が『今度弟見せるね』と言ったから俺は言ったんだ

そしたら彼女はその日から来なくなった

何で来ないのかなって思って何回か彼女の住む家に足を運んだ


貴『帰って』

彼女からはその冷たい声が聞こえた

何かの間違いだよなと思い彼女に笑いながら問うと

貴『帰れって言ってるの
弟も愛せないどころか私の大事な弟をよくも馬鹿にしてここに来れたものね』

彼女の低い声で言い返され頭の中が真っ白になった

貴『痴れ者が、ここから去れ！』

勢いよく扉は閉まられた

俺はなぜ彼女にキレられるのか意味がわからなかった

ﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞ

分かった、宿儺が邪魔なんだね








続きます

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