姉は弟を愛するもの

続き ページ5

母「黙りなさい！
あんたを産んだことに後悔したわ！
今、呪術師の方々がお見えになったから
今日が貴方の命日よ」

甲高い声で笑うソイツは呪術師とやらを連れてきた

3人の呪術師が一斉に俺に呪術をかけてきたが何も起こらない

いや、起こそうとさせて貰えてないからだ

何せ、そこには

貴「私の"弟"に何してるの？」(ﾆｺｯ)

ニコニコしながらお上品に歩いてくる姉上

傍から見れば楽しそうに見えるが俺達からしたら恐怖だ

呪術師の前を通り過ぎた後いきなり倒れ出した

貴「呪術師といえど脆いものね」

呪術師3人は息すらしていなかった

それ所か白骨化しだした

母親であった奴は恐ろしくなったのか急に走り出して行った

貴「あ、宿儺！
大丈夫？何もされてなかった？怪我してない？」

2人だけになると途端にいつもの姉上に戻る

本当は大丈夫だが、ここまで心配されるなら

「怖かったから抱っこ」

そう言うと嬉しそうに俺を抱っこしだす

いつもの姉上だ

姉上は俺にだけ向けてくれる

この笑顔を俺にだけ向けてくれる

貴「宿儺、今日のご飯何がいい？」

「姉上が作るものなら何でもいい」

普段はぶっきらぼうな言い方しかしなかったが姉上だけは分かってくれるから

今もウキウキでご飯を作りに

俺は姉上から離れたくないと思った









補足

宿儺は姉に愛されていることを自覚し、そこから甘えてきます
姉も宿儺のことを愛しているため、宿儺の身に何か起きようものなら親でも殺す勢いです

消すものは消すだけ→←姉の考え

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