姉は弟を愛するもの

質問コーナー野薔薇編 ページ40

釘崎野薔薇がAに質問していくよ！

釘「そういやAあんたよく虎杖と居るよね」

貴「そうだね、弟大好きだからさ！」

釘「ブラコンめ」

貴「あながち間違ってないからなんとも言えないな」

釘「そんで気になったんだけどさ」

貴「？」

釘「虎杖ってああいう性格なの？」

貴「ああいう性格って？」

釘「前に特級呪霊の出た任務の時さ
伏黒から聞いたけどさ
虎杖っていつも誰かの為に動いてたりすんの？」

貴「そうだね」

釘「へー、両面宿儺が受肉されたから性格も変わってるもんかと」

貴「(遠回しに宿儺の事ディスってる)
なんて言うか、悠仁は元々他人優先があるからね
自分は死んでもいい、知っている人が生きているなら良いとかそんなばっかりなんだよね」

釘「アイツらしいわね」

貴「でも不安になるのよね私としては」

釘「なんで？」

貴「ふと、自分の前から居なくなるんじゃないかなって」

釘「居なくなる？」

貴「悠仁が居なくなるなんてある訳ないと思ってたけど
お祖父ちゃんの死や宿儺との別れで
どうしても思っちゃうんだよね」

釘「そういや
前世は宿儺の姉だったもんね
弟と離れるのは苦しかった？」

貴「苦しくないって言ったら嘘だね
私は心の底から宿儺を愛してたからね
大事な弟だから」

釘「でもさ、呪術師に殺されたなんて言ってたのになんで呪術師になろうとしてるの？」

貴「うーん、元々私が前世の頃から特級呪術師だったんだけど
そもそも呪術師とはなにか、人はなにか
呪霊とはどういう生き物なのか
私にはね分からないのよ」

釘「？？？」

貴「当たり前に生きて呪術師なんかやってたけどさ
なんで呪術師なんかやってるんだろうって
己の弟を殺した呪術師、ましてや今世でも弟を殺した呪術師の所に何故いるのか
私にはね分からないのよね」

釘「何だそりゃ」

貴「でもいつか
平和な世界になるのかなとか思っちゃうんだよね」

釘「平和な世界ね」

貴「でも、私にはそんな平和な世界なんて来ないと思うけどね」

釘「なんでよ？」

貴「宿儺は呪いの王であり処罰対象
逆の立場でも同じだよ」

釘「どちらも大好きな弟だからでしょ」

貴「まあね！」

釘「はぁー、弟大好きなお姉ちゃんだこと」

貴「もう、野薔薇ちゃん言い方〜w」








二人の会話を聞いてしまった伏黒、虎杖、五条、宿儺

伏「もうちょいトーンを下げろよ」

五「愛されてるね悠仁、宿儺」

虎「姉ちゃん///」

宿「・・・///」

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