エリート警察官でも恋はする

スマホ ページ32

秀作 side






僕は重大なミスを犯した .









「 ありがとうございました 〜 」


と、あの女の人を無言で見送ってしまった









…… スマホを握り締めたまま









でも、俺は診察室を後にした .









しばらく様子を伺っていると 、



あの女の人が診察室へ入っていった





「 スマホが無いんですけど 」

と、言っているように思えた









急ぎ足で 、 兄さんの病院を後にした






行きと同じように周りをきょろきょろ見ながら

運転する




まだ俺が犯人だとはバレていないっぽい









快晴の空とは違い 、 もう夕日が綺麗に見えてきた









その時、俺は海にいた








ふと手元を見るとあの女の人のスマホが 。








秀作 「 … 、 っ おりゃっ ！ 」






と、 俺はスマホを海に放り投げた









ポチャンッ









俺は 、 罪を犯した



刑事でありながら 、


人のスマホを盗み 画像を消し 、
最終的には 海に放り投げた








これでも、 最小限に抑えたつもりなんだ 。









…… 家に帰ろ .









.

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