エリート警察官でも恋はする

慰め ページ15

A side







．









私は松也くんとずっと秀作様の背中を見ていた









松也 「 やっぱ 、 行きます … 」









A 「 大丈夫． 私が行くよ 」









ザッザッ







こんな雪の中 、 寒いだろうに ……









A 「 秀作様 」









秀作 「 敬語 やだ 」









A 「 秀作くん 、


寒いでしょ？ 中に入ろう？ 」









やだやだっ て 、 駄々をこねる子供みたい …… 笑









秀作 「 帰りたくない 」





A 「 風邪ひいちゃうからダメ 」




秀作 「 やだ 」









私は秀作くんの隣に座った





１月だから 、 とても冷たい







秀作 「 ねぇ … 」






A 「 ん？ 」









秀作 「 風邪引いたらAが看病してくれる？ 」



A 「 もちろん 」









．









秀作 「 そしたら、ずっと一緒にいられる … 」







と、 私の肩に頭をのせた秀作くんが言った









A 「 ほら、 戻ろう ？ 」



秀作 「 うん 」









ヘクシュッ





A 「 大丈夫 ？ 」







秀作 「 んん … らいじょうぶ 」






…… いや、 絶対大丈夫じゃないよね





秀作 「 看病 、 してね … 」









ふわっと微笑む秀作くん




もう既に顔が赤い気がする









風邪っぽいから、わたしは肩をかしている









ほんの少し 、


…… いや、 本当にほんの少し









秀作くんが私の肩に頭をのせた時から









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 妙に心臓の音が速い ．









．

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