エリート警察官でも恋はする

父の誕生日 ページ11

秀作 side









今日は父の誕生日だから、



一緒に誕生日プレゼントを選んでもらうことにした









．








秀作 「 何がいいと思う？ 」






A 「 んー … そうですね ．


ゴルフの時に使えるような
ニットなんてどうでしょうか 」







秀作 「 だーかーらー 、 敬語 」





A 「 ニット、とかいいと思う …よ ？ 」






【 敬語は禁止 】



二人だけのルールを作った








さっきから頬を赤くしてる A


ほんっと可愛い …








秀作 「 … 」




A 「 わっ … 、秀作様？ / 」




頭を撫でたら可愛い声が出るのか … ふむふむ









秀作 「 ふふ 可愛い 」









A 「 へ？ 」




ポーカーフェイスなんて俺には通じない





耳が赤いし、 目が泳いでる









好きな人の本性を見破るのに



警察で培った能力を使っちゃいけないなんてルール









無いから、いいよね？



．









警察の目 甘く見てたら 、ダメだよ？




いつかAの気持ち 暴いてみせる ．









秀作 「 うわ、 雨だ 」









冬なのに雨雲が出ている







今日の夜は

父の誕生日パーティーだけど 、




なぜか嫌な予感がする









．

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