私はあなたの大ファンで。 (ページ12)

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部屋ページ12

【正孝side】

今日はAさんとの約束がある。

仕事に向かっていると、休み前だからか、いつもより人が多い。

ﾋﾟｺﾝｯ

Aさんすみません、休み前で人多いの忘れてました‥

Aさん窪田さんさえよろしければ、私の家で食べませんか‥?

窪「え‥！！」

お家に誘われた‥

窪田正孝いいんですか‥?

Aさんはい。でも、あまり料理は期待しないでください‥(笑

やった！！

つい小さくガッツポーズを決める。

仕事がいつもよりも早く終わる感じさえする！

ｽﾀｯﾌ「お疲れ様でした！」

窪「お疲れ様でした！」

準備をして、Aさんの家に向かう前にお店により、教えてもらった部屋に向かう。

緊張する‥

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

呼び鈴を押すと、返事とﾊﾟﾀﾊﾟﾀと駆けてくるのが聞こえる。

ｶﾞﾁｬｯ

『お疲れ様です。今日はわざわざすみません‥』

窪「いえ全然！呼んでいただいてありがとうございます」

『あまり綺麗じゃないですが、どうぞ(笑)』

そういって通してくれた部屋は、同系色でまとめられて綺麗で、机の上には準備してくれたであろうご飯が数多くのっていた。

窪「あ、飲み物とか少しですが‥」

『わざわざすみません‥。コップ持ってくるので適当に座っててください』

そういって、キッチンに戻っていくAさん。

お言葉に甘えて座らせてもらうと、コップを持って戻ってきた。

『お口に合えばいいんですが‥』

窪「いただきます」

料理を口に運ぶのを、心配そうに見つめるAさん。

窪「あ‥おいしいです！すごく！」

『本当ですか？！良かったです‥』

窪「はい。‥僕料理できないので羨ましいです」

『そんな‥簡単なものなので』

窪「あの‥良かったんですか？突然こんな‥」

『私から誘ったので‥(笑)反対に来てもらっちゃって‥』

そんな話を間にしながら、二人一緒にご飯を食べ進めた。