【男主】異世界にクラスごと召喚されたんだが？3【オリジナル】 (ページ21)

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第9話ページ21

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シャドウ『あのロイ爺さんの本名って〔ロイフェルト・ヴァン・ルヴィーゼ〕だよな。』

連絡でロイ爺の正体を突き止めてきたはずなのに、何故かこちらが質問される側なんだが。

多分正解だと春がシャドウに告げると、シャドウは「じゃあ……」と言って言葉を詰まらせる。

シャドウの連絡の内容に関しては、後で春から聞くとして、俺はロイ爺の話を聞くか

俺がそう言って聞く体制を整えると、ロイ爺は「うむ」と小さく頷いてから、この国の昔の話を口にした

＿数十分後＿

A「なるほど……どうりでロイ爺さんは春が先代国王の孫だと分かったわけだ……。」

話を聞くと納得だ。どうやらロイ爺さんは『能力』保持者らしく、アレイア(この国)の昔話をするときにそれを話してくれた。

聞くところによると、ロイ爺さんの能力は「朝焼(あさやけ)」というらしく、クリフェルトさんの所持していた、「夜空」と対(つい)となる能力だ。

能力の詳細といえば、「太陽の出ている面積の多さが、自身のチカラを倍にする」というものらしい。

何故か、この人のことを勝手に鑑定するのはためらってしまう。なぜだろうかはわからないが、結局能力の詳細も教えてくれたんだし、良いだろう。

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