【男主】異世界にクラスごと召喚されたんだが？3【オリジナル】 (ページ14)

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第4話ページ14

俺たちは宿屋の一室で話していた。

夏奈の能力を使った「空間遮断」でこの部屋は一時的に世界から隔離されている。

なので，盗聴される心配も無い。

今更だが，夏奈の能力は「空間」だ。

超簡単に説明すると，この世界のあらゆる空間に干渉できる能力だ。

最近は魔神に「空間移動」という技を教えてもらっているらしい。

っと。話が逸れたな。

春「なぁ、この国の人たちさ，何か『目』がおかしくないか？」

春のその言葉に真っ先に反応したのは鹿波さんだった。

鹿波さん「春君の言う通り。私もこの国の人たちの『目』は少し変だと思う。
　この国で何かあったのかな・・・・。」

鹿波さんが少し考えながらそう言葉を発した。

俺も鹿波さんの意見に同意だ。

しかし，魔神からこの国に来る前に教えてもらった情報では，獣人の国アレイアの国王はとても人柄が良く、身分が違うものにも分け隔てなく接する王らしい。

それに比例する様に，住民達もとても優しいとのこと。

しかし，俺たちが見た住民の目は，誰かに支配されている様な，光を失ってしまった様な，そんな目だった。

アクア「・・・・。何者かがこの国の住民達を操っているのかもしれませんね。
　私が魔王に支配されていたように。」

俺の隣でアクアがそう呟いた。

その時，俺が言葉を発する前に，魔神とラーナが声を揃えて

魔神・ラーナ「間違いない。」

と言った

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