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9/9:主人公君誕生日記念 ページ12

このお話は時間枠がねじ曲げられております。


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俺は魔神の作り出した何もない亜空間に居た。




え?何故かと?それは魔神に「ちょっと準備があるからAはこの亜空間に居て!」と言われたからだ。





もちろん、出口も分からないのでとりあえず寝転がる。





すると目の前ににゅっとアクアが出てきた。





ビックリして目を丸くする俺。そしてアクアはその反応を楽しんでいる様だった。




アクア「ふふふ。皆さんの準備が整ったようですので、A様早速行きましょう。」





アクアに起こされ、手を引かれる。




アクアはブラックホールのような物を目の前に出して、俺の手を引いてそれに入っていった。




ー???ー




ブラックホール(?)から出て周囲を見渡してみようとしたその途端。




パアンと何かが弾け飛ぶような音が響いた。




思わずビックリして目を閉じてしまったが、その目をそっと開けてみる。




すると目の前にはクラッカーを持って皆んなが立っていた。




そして皆んなは声を揃えてこう言う。




全員「A(兄ちゃん)誕生日おめでとう!」





脳内整理がまだ出来ていない俺だが、ようやく今日が自分の誕生日という事に気づいた。





みんな、覚えててくれたのか。っていうか魔神には教えた事無いが。





まぁどうせ春辺りが教えたんだろう。別に減るもんでも無いし良いけどな。





俺は気持ちを整理して皆んなに向かってこう告げた。





A「ありがとう。皆んな。」






その時の俺は、人生で一番の笑顔をしていた。





happy birthday!A!


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作者名:フローリング | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Misusitai/  
作成日時:2021年8月16日 19時

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