友 第16話 ページ49
春視点
「力が欲しいなら与えてやろうか？」
その声は俺の脳内にだけ響いている。
一体誰だ・・・？
その声は幼い少年のような声でもあり、成人男性の低いような声でもある。
聞いていると不思議な感覚になる声だった。
「え、力欲しくないの？」
俺が返事をしないからか困っている様子。
生憎、俺は今「鳥」。
しかも、目の前では母鳥と人間が激闘を繰り広げている。
そんな
一般人なら無理だ。
まぁ、ここは意地でも返事をするけどな。(謎のプライド)
『あー。聞こえてるんなら、力、欲しいです。』
一応敬語で話す。
というかこれ、ちゃんと話せてるのか？
そんな俺の疑問に答えるように天の声(仮)さんは返事をした。
「おっ。返事してくれたな。じゃあ、どんな対価でもオマエは力を求めるか？」
どんな対価でも。か。
別に今逃げるだけなら簡単だ。
母鳥を盾に逃げれば良い。
でも、それは俺のプライドが許さない。
それに、此処を今力無しに切り抜けたとしても。
これからどうやって生きていくのだろうか。
そう考えてみると、対価は有っても力を手に入れられるのなら良いのでは無いだろうか。
でもなぁ〜。対価が「命」とか「自我」とかだったらどうしようか。
取り敢えず、先に対価だけ聞いてみるか？
『対価って一体何になるんですか？』
そういうと、天の声(仮)さんはこう言った。
「ん？対価？そんなもん決まってんだろ？オマエが
になる事だ。」
俺は聞き慣れない単語に、脳がフリーズした。
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天の声(仮)さんの正体、皆さん分かりましたか？
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フローリング - そう言ってもらえて嬉しいです！！！更新頑張ります！ (2021年6月4日 22時) (
レス) id: f4e972b76f (このIDを非表示/違反報告)
ちか_chika(プロフ) - え、めちゃ好き！おもしろ！ (2021年6月4日 19時) (レス) id: 5eced90c01 (このIDを非表示/違反報告)
ツヴァイ(プロフ) - 感想失礼します、すごい刺さりました、、、文才少し分けてほしいくらいデス(((主人公も親友君もいい性格してますねwこれからも頑張ってください！ (2021年6月4日 19時) (レス) id: 572a6a4a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フローリング | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Misusitai/
作成日時：2021年4月23日 16時
