【男主】クラスごと異世界に召喚されたんだが？【オリジナル】

友　第14話 ページ45

昼ご飯を食べ終わり、母鳥はまた獲物を狩りに行った。



その時、俺は気づいた。









この場所の正体、聞くのを忘れたことに！







やっちゃったな。




今更頭を抱えても仕方ない。


今の俺は鳥。


なら飛ぶ練習をしておかないと。



だって、空、飛んでみたいじゃん？



誰でも一度は思ったことあるでしょ？




「鳥になって空を飛んでみたい」って。




そういや俺、さっきから誰に話しかけてるんだろうな。




まぁいいや。




俺は試しに翼を広げてみた。



バサッ




その音とともに、母鳥譲りの虹色の翼が開く。




うっわ。



こりゃ、サ〇シがピカ〇ュウと一緒に手に入れた虹〇の羽そっくりだな。



そこらへんに落ちた自分の羽を一枚拾い、観察してみる。




その羽は虹色の輝きを放っており、専門家ではない素人の俺でもレアものだと分かった。



おぅっと。今は羽じゃなくて飛ぶ練習だったな。




俺は試しに自分の羽をばたつかせてみる。



でも、「飛ぶ」という行為は元人間にとってはかなーり難しい行為のようで。



人間のときの感覚が抜けきらず、３ｃｍほど飛べてもすぐに落下してしまう。



どうしたものか。



そう考えていると、もう夕方になっており、母鳥が調理済みの肉をくちばしにくわえて、

帰ってきた。


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週末は1日2回更新したいです。


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