【葉山小太郎】

十三話 ページ15

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葉「…ん…………あれ…？」




目が覚めた俺は、自分の部屋に倒れていた




(え…何で…俺…部屋にいるの…)




あれからの記憶がない




でも…








葉「やっぱ…（人1）ちゃん…だったんだ…
…あの女の子…」




俺は、あの時（人1）ちゃんが落とした、
あの白い羽を手にとった。









(『久し振りね……………“龍皇”』)









葉「龍皇…」




どこかで聞いたことある気がする




(ここで思いだしてもらうって言ってたけど…)




葉「…結局なんも思いだしてないし…」




てゆーか何を思いだすの？




前世のこと？なんで？








………もう…訳が分からない………




葉「あ…学校…は、ないのか…」




今日土曜日だし…




葉「あ…部活…あんじゃん…」




そんな気分じゃないな…




コンコン




実「小太郎？入るわよ」




ガチャッ




葉「あ…レオ姉、おはよ」




実「おはよ…って…どうしたの、その顔!?」




葉「え…顔…？」




顔が…何…？




実「目の下!!クマすごいわよ!?すごいやつれてる!!」




葉「…………………マジで…」




そこらへんにあった鏡で見てみると…







葉「………………こわっ!!！！！」




何だこの顔!!本当に人間の顔か!?貞子より怖いわッ!!




実「今日の部活、休みになったって言いに来たんだけど……どっちにしろその顔色じゃムリね…」




葉「え…休み？何で…」

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