82話 ページ40
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Aside
『………私ね、死ねないの』
嫌われたら…ううん、
嫌われるなんて甘い話じゃない
拒絶されるかも
けど………
マルコには何故か言おうと思った
言えると思った
この秘密誰にも話した事ないんだ
そう言って悲しみを押し殺し
笑みを浮かべた
マルコ「………どういう事だよぃ」
『マルコもうすうすきずいてるでしょ？
私が変だって私が初めて死のうとした日から
この歳までもう分からない
ぐらい試したの。』
首吊り、拳銃
飛び降り舌をかみきったり…
まぁ、それでも死んでないから
ここに居るんだけど(笑)
また私は笑った
沢山したけどいっこうに死ねないの…
おかしいでしょ？(笑)
落ちた先に草のクッションや
首絞めたロープがきれたり、毒飲もうとすると瓶が割れたり、毒草食べてもお腹壊すだけそのおかげで毒には詳しいけど(笑)
ケラケラと笑いながら
ナイフを片手に1歩1歩
歩く…
マルコ「もぅ、いいよぃ」
あ「他にもあるよ！みてて！」
持ってたナイフで腕をさす
マルコ「なにしてんだよい！」
あ「大丈夫、元に戻るからw
私きみわるいでしょ？」
数分すると
直ぐに血は止まり
傷も消えた
私って普通じゃないの
私が泣くと雨が降って
機嫌が良いと晴れて
土や草も海も水も私の意志しだいで
自由に動くの
笑っているが一切めは笑っていない
しゅるっッ…ゴムをはずす
髪も肌もまつ毛の色もこの目も
皆と違う！顔を触り
片方はナイフを持ち
もう片方は前髪で目を見せる
昔ね「私の目は人を操るとか
血を飲めば10年は寿命が伸びるとか色々
言われてさ死なないし最高だって
欲しがる人たちがいたの」
こんなのそりゃ皆欲しいよね
こんな怪物(笑)
っ……だからじいちゃんは海軍はずっと
私を隠してきた！！！
皆私を愛してくれいるけど
私はずっと1人！
誰も私を愛してなんかいない！
本当の私を
私も本当に皆を愛せていない………
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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作者名：黄色のトマト | 作者ホームページ：Hy20010612
作成日時：2020年1月5日 15時
