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玄 「俺、Aと似た様な事言う人が身近に居てさ…まだ本人に確認してないから絶対とは言えないけど、もしかしたらその人がAの無くした記憶の一部と関係あるかも知れないよ？」
え…ちょっと待って……
玄樹はあたしに似た症状を抱えてる人を知ってるの？
もしかして…本当にその人が………
「玄樹…その人って……誰？」
玄 「それはまだ言えない…俺もAには幸せになって欲しいから、ちゃんと確証が持てるまでは相手を教える事は出来ないよ」
彼の言葉がどれだけあたしを救ってくれたんだろう…
ずっと長い暗闇のトンネルの中に置き去りにされていたままの心に、少しだけ光が差した気がした…
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作者名：焔翔 | 作成日時：2018年11月19日 22時
