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Motoki♯(2) ページ7

『A!!!』

「モト…キ?」

モトキ「あのっ!注文は!
あなたがほしいです!」

「はぁ!?」

この瞬間、隣にシルクがいたことに気づく。

もちろん、手を繋いで。

モトキ「あっ…あっ、あ、今の忘れて、ごめん。」

邪魔をしてしまった…

俺はもう…遅かったのか。駄目だったのか。

「モトキ!待ってよ!」

突然、後ろから小さな体に抱きしめられた。

「ねぇ…そこまで聞いといて…忘れてなんて…無理だよ…」

モトキ「えっ…A…」

なんで?さっきシルクと手を繋いでて…?

「ずっと!ずっとずっとモトキが好きだよ!
忘れてなんて言わないで…」

泣きながら抱きついたままの顔を背中に埋める。

思わず声が出なくなり、沈黙が流れてしまう。

モトキ「お誕生日おめでとう」

やっと出た声。でもそれ以上に伝えたいことがある。

モトキ「さっきの、つづき、言ってもいい?」

「…ちゃんと目見ていって?さっきみたいに」

抱きしめられてた手を握って、正面に向き直る。

モトキ「あなたがほしいです!付き合って下さい。」

シルク、ごめんな

Aだけは絶対に譲れねぇ。

「モトキ、ちょっとまってて、」

モトキ「え?」

返事を聞かずにシルクの方を向く、A。

「シルク、気持ちはすごくありがたいけど、私にとってシルクは大親友なの。だから、これからも友達でいてほしいです‥なんてわがままかなぁ。」

シルク「ははっ。そんなん見せられて言えっかよ!ずーっと親友でいてやるよ!じゃーな!」

Aの頭を撫でるとシルクはそそくさと店から出ていった。

「えーと、、本題で…

えっと、私は、モトキの事が好きです。
ずっと前から。だからお願いします。」

顔を真っ赤にして答えたAは、めまいがするほど愛おしかった。

咄嗟に手を引いて抱き寄せた。

「わっ!?も、モトキ…?」

モトキ「お迎えが遅くなってごめんなさい、お嬢様。バイト終わるまで待ってるから。早く着替えといで。」

苦しくなるほどキスをして、控室に戻っていくA。


我ながら、大胆なことをした、とあとで後悔した。









マサイ「モトキ〜やるじゃん」

ダーマ「まぁ俺のおかげだけどな」

ンダホ「きゅんきゅんするね!いいね〜」

ぺけたん「もっきゅんおめでとう〜!」






モトキ「は〜ずかしっ」

「ふふふ、モトキすきだよ」

モトキ「//////」


ノーリアクション王、彼女の前ではノーリアクションは無理なようです。

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作者名:恷攣愛 | 作成日時:2017年11月20日 22時

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