術師殺しのパパ黒さん

23~ ページ25

たまたま、傑くんと任務が一緒になった

珍しく厄介な術式を持つ呪霊が確認されたためである



傑「Aはさ、悟の女遊びが激しいことに何も言わないのかい？」


私「正直、私もそんな感じだから人のこと言えないの」


傑「あっ、例の恋人？」


私「私の初恋の人なの」


傑「ねえA、“ 初恋は幸せになれない ”っていうジンクスがあるんだ」


私「だから何
遠回しに別れろって聞こえるんだけど…」


傑「そのつもりはないさ
これは、あくまで忠告として受け取ってもらっていいよ
あとは、Aの自由さ」


私「ムキになってごめん
その忠告、心の隅で眠らせてくおくね」



傑くんの忠告を聞いておけば、ちゃんと間に受けていれば、良かった…そう後悔してしまうことになるとは思わなかった

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