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アマイモンから距離をとりメフィストをみる
何時ものようにソファーに深々と腰を掛け足を組んでいたメフィストは
静かに立ち上がりほしを抱き締めた
メ「何かあったら直ぐに行ってくださいね」
「今更っ、暫くは帰ってこないから
それまで死なないでね？
メフィストさえ生きていてくれればもう
それでいい。
これ以上大切なものなんて増やしたくない」
メ「ふふっ私の可愛い可愛いほし…本当は一時も離れたくありませんが
何時だって可愛い子には旅をさせろです☆」
「なんか、それ懐かしいな…」
ふと思い出したのは
メフィストから離れて暮らした三年の記憶だった
あの家族は元気だろうか
もうずっとあっていない
メ「このまま行くのですか？」
「うん。荷物は送ってあるし
私は鍵で行くから」
メ「そうですか…」
バンッ
獅「ほしいるか！！！！！？？？？」
メ「藤本、ノックぐらいしてか入ってください。騒々しい」
獅「いた！お前！！！！！！！！！」
メフィストから体を離したほしにづかづかとちかずいて拳骨を食らわせた
「いっっっっ、何で急になぐるの！？」
獅「なんで、ヴァチカンに行くこと言わねぇんだ！」
「っ、誰から…」
獅「さっき志摩に聞いた、ばか野郎！」
「…獅朗さんには、関係ないことだもん。私が決めたことなの
私はもっと強くなりたいの」
獅「!!!!!、雪男がお前も会えなくて寂しがってた
燐だって毎日飯つくっていつかお前に食べて貰いたいって言ってる」
「そっか…二人とも元気なら良かったよ」
獅「…塾生の話は聞いた、お前の力不足なんかじゃねぇ
ｴｸｿｼｽﾄは何時だって死と隣り合わせだ
皆わかってたはずだ」
「うん…そうだね」
獅「あぁ〜っそんな顔がみたくできたんじゃねぇぞ！」
藤本は頭をがしがしとかきながらポケットに手を入れてなにかを探し始めた
獅「くっそ、まともなもんもってねぇな、
ホラよ餞別だ持ってけ」
「え？」
渡されたのは獅朗が使っていたジッポライターだった
獅「年期はいってるけどよ、結構高かったンだぞ」
「私タバコとか、吸わないけど
てか禁煙してたんじゃ？」
獅「ギグッ、きょ今日からまた始める！あははははっ」
「ふふっじゃあ仕方ないこれは私が没収します」
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作者名：月。 | 作成日時：2018年12月7日 17時
