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「…さよなら金造…
ありがとう」
金「!」
ほしは金造の唇に触れるだけのキスをすると
思わぬ行動にビクッと体がはねる
金「…ずるいわ、本間に」
「ごめんね」
そのキスは
もう何も聞くなもう何も言うな
そう言っているようだった
ほしは金造に背を向けて歩き出した
金「もう、会えないんか」
「…いつか、金造がエクソシストになって
強くなったら会えるかもね」
二人はさよならともまたねとも言わずに
ほしが進むだけ距離を開けた
金造は強く拳を握ると大声でほしを呼んだ
金「いつか!絶対にビックリするぐらい強くなってお前を守ったる!!!!
だからもう泣くな!!!!」
ほしは振り返る事ができずにその場に足をとめた
微かに震える肩に金造は
かけよって抱き締めたやりたいとおもったが
その場から一歩も動けずにいた
ほしが振りかえると
ぶわっと風が二人の間をぬけた
「うんっ」
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メ「いや〜寂しくなりますね
毎日電話してくださいね」
「しない」
メ「あぁ、ほしがつめたい」
ア「?ほしどっかに行くんですか?」
春休みなりほしは一年を卒業したと
同時に学校を停学した
元から勉強はできるので
通信で学ぶことにはなっており
高校を卒業までの資格をとることは
そこまで難しいことではなかった
「あぁ、アマイモン
私しばらく日本離れるから」
ア「どうしてですか。嫌です行かないでください」
メ「こらアマイモン。抱きつくな」
「ははっアマイモンだって何時もいる訳じゃないじゃん」
ア「ほしがそばにいて欲しいなら
僕はずっとそばにいますよ?」
「っ、バカな悪魔」
アマイモンの腕からするりとぬけだし
アマイモンの心臓に指を当てた
「私は人間で貴方は悪魔…
もし私の邪魔するなら貴方も私の敵」
ア「…僕はほしの敵にはなりません」
「…時の感覚が違う悪魔とずっと一緒に何ていられないんだよ?」
ア「兄上がほしの心臓を持ってるかぎりほしは永久的に死ねないんですよね?
ずっと一緒にいれます」
メ「アマイモン、いい加減黙れ」
「私も出来れば
アマイモンを敵にしたくないよ
ふふっまたね」
ア「!」
アマイモンの頬にキスをすると
今度はアマイモンがほしの唇にキスをした
ア「僕は悪魔ですがほしが好きです
また会えますか?」
「うん。また、あえるかもね」
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作者名:月。 | 作成日時:2018年12月7日 17時