９３ ページ44
西母「同じクラスメイトなのに
塾では先生で強くて優しいて可愛い子やっていってたんよ
学校でできた初めての友達って
とても嬉そうやった
私母親のくせにあんな眩しい笑顔を見たんは始めてやったんよ
ほしちゃんの任務に行けるんが嬉しかったともいってたな
少しでも力になれるのが舞子の自信になってたんや」
「っ、私の方が舞子に助けられてばっかりで、
何時だって優しくて頭がよくて
便りになる私の初めての…友達だったんです」
西母「もうすぐ式が始まるな
あ、そうやった…これ舞子の私物の中にあったんやけど
ほしちゃんが皆に渡してくれへんか？」
渡された紙袋をもって
ほしは外にでた
金造も後を追おうとしたが母親に肩を捕まれとめられた
西母「今は一人にしてやって」
金「…おばさん。ほしは俺を、俺たちを、守ってくれたんや
やせ我慢してるけど、今だって身体中酷い怪我してて」
西母「わかってる。わかってるよ…舞子が命にかえても守りたいと思った子や
悪い子な、わけ、があらへん、やん、ｸｯ」
扉を鋏んだ後ろからは母親のすすり泣く声が聞こえてきた
ほしは振り替えることなく
外に出ていった
--------
がざっ
「舞子の、私物…どうして私に？」
袋の中には三つの包みが入っていた
１つ取り出すとそこには金造へとかいてあった
(ほしにちゃんが皆に渡してくれへんか？)
これを私に渡したってことは
私にみてほしかったの？
ほしはそのまま袋を取り出すと
中には一枚の手紙とチョコレートがはいって
“金造へ
義理です。お返しは三倍でまってます
バカな猿でも最近の貴方はとても便りになる猿ですので
これからは金造と呼ぶようにします
きちんと勉強してほしの足を引っ張らないようにしてください
舞子より”
「これ、バレンタインチョコ？
忘れてた…そうだ
私も用意しなきゃって…舞子の…誕生日プレゼントも、」
二つ目を取り出すとほしへと書いてあった
“ほしへ
ハッピーバレンタイン
これが俗に言う友チョコです
実は私も渡すのが初めてです
私は高校ではじめての友達のほしの事を
クラスメイトであり先生であり
親友だと思っています
これからもよろしくね 舞子より”
がざっ
“遥へ
何時もありがとう
貴方の気持ちにきずいていて答えてあげられなくてごめんなさい
私も貴方が大好きです 舞子より”
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月。 | 作成日時：2018年12月7日 17時
