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「皆、光の屈折はわかるよね？」
西「えぇ、水やガラスを通した光は屈折してみれるあれやろか」
「そう。この壁は光の屈折で私達に、壁があるよに錯覚させている
なにもないはずの道なの」
佐「えぇ！？そんなことが出来るのか！？」
「今それを証明して見せるよ」
ほしは戦闘用のグローブをつけると
黄雲を憑依させた
グローブが金色に変わると
手のひらには黄雲の文字がうかびあがる
合掌のポーズをしたあと手の甲に印をおしつけると
グローブ全体に金色の湯気のようなものがあらわれゆらゆらとゆれている
「…」
ほしがグローブをはめた手のひらで壁にふれた
ﾋﾟｶｧｯｯｯ
金「くっ！！まぶしい！」
佐「なっ、」
まばゆい光に目をくらませたが
そっと目を開くとそこにあったはずの壁がもとから存在などしていなかったように跡形もなくなくなっていた
西「ほぇ〜ほんま？夢みたいやな」
佐「なんだこれ。まじかよ」
金「…俺らでもわからなかった壁やぞ？
一般人や警察がここを通ったゆーんか」
「多分、ここを通った人は眼鏡かけてたんじゃないかな？」
ほしの言葉に三人は驚いて顔をあわせた
ガラス越しに屈折した光の壁は
肉眼で見ていた私達にしか見えない
逆をかえせば
何らかの形で光の壁を屈折して見ていた人なら見えるということだ
佐「ははっ、驚き
こんなことが起きるんだな。まじかよ」
西「えぇ、先生はまるで全てをわかっているみたいですね」
「そんなことないよ。私は起こりえる真実しか信じてないだけ
火のない所に煙はたたないよ」
ほしたちはその道をすすみだした
佐「あ、なんか音が聞こえない？」
金「みず？の音？」
「全員十分注意して」
西「はい」
明るくなった道の先には広い空間が広がっていた
そこでは摩訶不思議な現象が起きていた
天井から水が細い滝のように流れていたのだ
上を見上げると
ガラスか氷ではられたように一面が水になっており
真ん中かから少しだけ水が漏れだしていた
水が落ちているそこには四角い石の墓石のようなものがあった
ずっと水にあたっていたのか
石は真ん中に亀裂がはいり
今にもわれそうだった
「ここ、パワースポットの真下…？」
上を見上げてほしは少しだけ表情が険しくなる
佐「確かに…でもこれも光の屈折で上に水があるよにみえてるだけなのか？」
金「まるで水族館やな」
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作者名：月。 | 作成日時：2018年12月7日 17時
