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金「ほしの本心しったらあの二人の方からきっと手のひら返してくんぞ
見た目だけに引っ掛かって近寄ってくるような奴は
光に群がる虫やそんな奴はムシせぇ」
「う、うん？？ダジャレ
ってか、金造どうしてここに」
金「お前を探してたんや」
「なんで？」
金「…あいつらのこと気にならんのか？俺は気になるから見に行く」
「お、おぉ」
金「いかんのか」
「…いく」
金「ほな、急ぐで…」
「？」
金造はほしの前に手を出した
ほしはなんの手をなのかと不思議におもうと
その手はほしの手を掴んだ
金「さっきみたいのに一々捕まってたら面倒やろ‼
いくで！」
「わっちょっと！？」
金造はほしのてをひいては走り出した
「ははっ！何かたのしーね！文化祭って！」
金「当たり前や！文化祭やぞ！？祭りやぞ
楽しいに決まってるやんか」
「うん！友達と一緒にお祭りって、私初めて」
金「…そうか、そりゃ良かったな」
西「…金造忘れてんのかな…」
佐「お、おぉ」
西「ほしも遥もここを待ち合わせにしてたんやね」
佐「へぇっ！？うん、そ、そうやなぁ〜」
西「何で関西弁やの？」
あいつら〜!!!!!
図ったな！
要らぬおせっかいをかけやがって
西「後10分でダンスパーティー終わってしまうね」
佐「…」
西「ほしは警備の任務に呼ばれてしまったんかもな」
佐「…」
西「…遥？」
佐「なぁ、舞子…俺と一緒にダンス踊らないか？」
西「え？」
佐「…だめ、か？」
佐々木は手を差し出した
いつもへらへらしている顔ではなく
真剣にしかし自信の無さそうなその顔に西は胸がぎゅっとしめつけられるようだった
西「えぇよ。折角やしね」
佐「あぁ」
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「いった!!!!!やっといった！！」
金「あほちゃうかあいつら一時間以上もあそこで突っ立て
とっとといかんかい！」
遠くから二人を見ていたほしと金造
ダンスを踊る佐々木と西は
とても楽しそうに踊っていたが
少しだけ悲しそうな顔をしていた
西「…ありがとうね」
佐「此方こそ」
西「私、こんなに楽しい日々は初めて
不謹慎だけど、塾に通ってから毎日楽しくてずっと四人でいたいって思っとった」
佐「…俺もだよ。俺もずっと一緒にいて、それで
守ってやりたいと思うよ」
西「これからもたくさん思い出つくろうな」
佐「あぁ沢山作ろう」
西「私みんなの子と大好きや」
佐「…俺も好きだ。きっとずっとずっと好きだ」
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作者名：月。 | 作成日時：2018年12月7日 17時
