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「私一人でいく
宝生さんはここで彼と待機してください」
蝮「っ、あても一緒に行ったらあかんのですが!?」
もしも凶悪な悪魔だとしたら危険が伴う
まだエクソシストでない者を連れていくのを少しだけためらった
しかし、蝮はつれていけとこわばった顔で訴えた
「わかりました…
では、二人でいってきますので
もし、一時間しても私たちが帰ってこなかったら
他のふたりと合流し、私たちを探しに来て下さい」
「はい。きおつけて。
自分はこの辺りを散策していますので」
蝮は心なしか嬉しそうにほしの後をついていった
「本当に人間が何百年も立ち入ったことが無いとは思えないほど綺麗ですね」
蝮「えぇ、しかも二週間もあの嵐に当てられたとはおもえへん」
社の中に入ると
ピンとはった空気
誇りひとつない綺麗な床に光が反射してキラキラと光っていた
「ん?光ってって!!!!??」
ピカッドーーーーン
蝮「ぐっう!!??」
「宝生さん!!!!!!」
部屋のなかで急に大きな光と音が響いたほしと蝮はその爆風に直撃し壁まで吹き飛ばされた
「っ、なに?雷!?」
“悪魔の匂いのする人間が
ここにになぜ踏み込んだ”
「!?だれだ!!」
蝮「は?先生なにいって…ぅっ、」
「宝生さん
大丈夫ですか!?」
蝮は強く頭をぶつけたのか
ふらふらとして目に焦点があっていない
ほしは蝮に肩をかし壁にすわらせた
“お前は何者ダ”
「…何処から私たちを見える?」
蝮「先生?」
「ー…私にしか聞こえないの?」
蝮は不思議そうにほしをみた
“直接声をお前の脳に声を届けている”
すぐ後ろから気配を感じ
素早くグローブをはめるとその場を切った
しかし、空を切るだけでなんの感触もなかった
ピカッ
蝮「ウァァァァァァッグッ」
「宝生さん!?」
蝮「ぁああ、体がしび、れて、」
部屋が光ったとおもえば
蝮はまるで感電したように火傷の後ができ、腕が痙攣していた
「ちっ!姿ををあらわせ」
“人間、今すぐここを出ていけ…ここは私の社だ”
「そう簡単にはいかないんだよ、
私もここには仕事できてるんで!!!!!」
ほしは感覚を研ぎ澄まし
気配のある方に拳をふるう
“!?貴様この私がみえるのか”
「見えません」
“…”
「貴方は悪魔でしょっ?何故姿を表さない」
“…私はここにいる…お前がみえていないだけだ”
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作者名:月。 | 作成日時:2018年12月7日 17時