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『美童が恋煩い！？』
この船は、昼食がビュッフェスタイルなため、食事をとりに来たAが美童の初恋に大声をあげる。
『うっそ…だって同じ顔だったよね？』
魅「だからだろ。デッキで食べよう、いい天気だぜ。」
若干呆れ顔のAに、答える魅録も呆れ顔だ。
可「まあったく、呆れてなにも言えないわね。自分と同じ顔の女に、恋わずらいですってえ。ナルシストにもほどがあるわよ。」
ドリンクを飲みながら、こちらも呆れて仕方がないという表情をした可憐。
可「女装して鏡でも見てりゃいいのよ。おー美しいミュスカ姫とか言って…う〜気持ち悪い。」
『まー、でもすごい美人だったよね。』
清「モルト王国といえば小さい国だが、ダイヤが出るので豊からしいね。長女というと、次期女王様か。」
可「えー、女王制なの！？」
『第一子が継ぐんだよ。要するに、早い者勝ちだね。』
清「たしか弟がいるはずだが、仕方ないね。日本だと男が継ぐんだが。」
可「そうねえ。女の天皇って聞かないもの(※)。」
魅「初めから絶望的だね、美童の恋は。」
(※)…勉強不足の可憐さんは知らないのですが、大昔には推古天皇など数人の女帝の例があるのだ。
『…そういえば悠理は？』
野「食べ過ぎて寝てますわ。」
悠「う〜勘弁、もう食えね。わー、ざぶとん大のステーキが追いかけてくる…！」
そのころの悠理は、ベットの上で悪夢にうなされていた。
美「…」
美童はというと、自室の鏡の前で白い布をかぶり、鏡に映る自分を見つめていた。
美「(プリンセス・ミュスカ…はーせつない、やっと理想の女性に合えたのに…彼女はお姫様。僕はしがない大使の息子。)」
美「(空よ風よ、心あるならこの想いあの人に届けて…波よ、受け止めておくれ。このやるせない気持ちを…)」
そう言って静かに涙を流す。
『…』
魅＆可「…」
『役者だねえ。あんなに陶酔できるなんて。』
魅「(親父と似てるなぁ)」
可「あ…あいつは、天性のアホじゃ…」
それを見た３人は、美童の恋心の深さに言葉を失った。
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今日の有閑倶楽部
疲れてますわね。話ぐらい付き合いますわよ by野梨子
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snow - 美紀さん» ありがとうございます！！ (2021年11月29日 21時) (
レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年11月29日 13時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
snow - Rubyさん» ありがとうございます！私は母に勧められて漫画を読んで以来、すごくハマっています。応援ありがとうございます！ (2021年11月6日 17時) (レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - すごく面白いです！数年前に漫画を読んで以来だったので、すごく懐かしいです。これからも応援してます！ (2021年11月5日 22時) (レス) @page34 id: 4fb684013b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：snow | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiwo/
作成日時：2021年9月3日 17時
