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犯人の男。どうやら本職はガードマン。
人を守るはずのガードマンが、こんな犯行をするだなんて世も末である。
魅録の運転する車は、すぐに末廣一馬のアパートに着いた。
そこには先に着いていた清四郎の姿が。
魅「清四郎！」
清「駄目だ、引っ越しされた！すぐに末廣の勤め先のほうに行ってくれ！」
「うちはビル警備専門ですから、社員はここにはこないんですよ。末廣一馬さんねぇ。」
『何でもいいんです！担当してたビルとか！もう時間がないんです！』
「ああ、ありました。天山ビルの担当の人だ。へえ、あの廃屋のビルも彼だったのか。」
清＆悠「廃屋のビル！？」
「今度取り壊されるんで、誰もいないんですがね。浮浪者が住み着かないように、たまに巡回するんですよ。」
有閑「そこだ！！！」
魅「一応、親父に電話しといたよ。」
可「清瀬ならすぐじゃない。３０分前には着くわよね。」
車が止まったビルは、本当にボロボロの人気のないところだった。
悠「タマ！！フク！！男山！！」
悠理が大声で叫ぶと、しばらくして、ワンワンと鳴き声が聞こえた。
悠「いたよお、魅録！」
魅「ああ、地下だ！」
やっと居場所がつかめた２人は、ほっと安堵の息をつく。
悠「早く開けろよ！」
魅「ま…待て…サビついてて…」
ガッという音がして開いた扉の中には、３匹の姿があった。
悠「良かった…！」
魅「心配させやがって。分かった分かった、相変わらず重いなお前。」
男山が魅録に乗りかかったとき、魅録が押し倒されてドアに背中が当たった。
＿＿ガチャ
『えっ…』
可「今…ガチャって…」
野「いいましたわね…」
そして、清四郎の目線の先には…
清「律儀な犯人だ。本当にあった…」
悠「あー！！捨てるしかない爆弾！！」
魅「うわっ！ドアが開かない！カンヌキがおりちまった！！」
『…あと、２１分…』
それまでに脱出しなければ、７人と３匹は爆弾で全滅だ。
可「ま…窓ないの！？窓から逃げよう！」
美「地下にあるわけないじゃないか！！」
悠「駄目だよ、開かないよぉ！！」
魅「親父、早く来てくれ！」
そのとき、清四郎の頭の上に水が一滴天井から落ちてきた。
清「(水道管か…さすが家庭用よりずいぶん太いな)」
可「嫌よぉ、こんなとこで死にたくない！」
野「わ…私だって。」
美「たはは…こんなことならもっと遊んどけば…」
清「…万に一つのチャンスに賭けてみますか？」
しばらく考えた清四郎がそう言った。
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今日の有閑倶楽部
疲れてますわね。話ぐらい付き合いますわよ by野梨子
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snow - 美紀さん» ありがとうございます！！ (2021年11月29日 21時) (
レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年11月29日 13時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
snow - Rubyさん» ありがとうございます！私は母に勧められて漫画を読んで以来、すごくハマっています。応援ありがとうございます！ (2021年11月6日 17時) (レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - すごく面白いです！数年前に漫画を読んで以来だったので、すごく懐かしいです。これからも応援してます！ (2021年11月5日 22時) (レス) @page34 id: 4fb684013b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：snow | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiwo/
作成日時：2021年9月3日 17時
