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＿＿＿翌日。
清「かかってこないな…朝までに金を用意しろということは、連絡は手紙じゃないだろうし…」
朝になっても、剣菱鄭の電話が鳴ることはなかった。
暗い表情で電話の前に座る悠理を、他の５人が心配する。魅録も男山のことで気分はブルーだ。
悠「今日、月曜だろ。学校行っていいよ。今から寝れば、すこしは楽だよ。」
自分のせいで学校に行かないAたちに、悠理が顔をあげて言う。
『悠理のそんな顔を見たら行けるわけないでしょ。』
可「そーよ。夜食も食べない悠理を、ほっとけるわけないじゃない。」
魅「しっかし、男山がいてこのザマかよ。あいつあれでも警察犬かよ。」
美「元気出せよ。絶対無事に帰ってくるから。」
悠「ん…」
いつも朗らかに明るい悠理が、今は病人のように青い顔をしている。
悠「ちくしょー！！あいつら帰ってきたら全員特訓してやる！心配させやがって！！」
「お嬢さま！新聞をとりにいきましたら、こんなものが！」
１人のメイドが、そう言って１つの封筒を持ってきた。
そこには、タマとフクと男山が写った写真が。
悠「タマ・フク！男山も無事だぞ！！」
『トランシーバーと時計が入ってる。』
魅「オーディオタイマーだよ。なんのつもりだろ。」
魅録がしばらくそれを見て、ハッと目を見開く。
魅「清四郎。これ何か分かるか。」
清「かすかにアンモニア系のにおいが…っ…プラスチック爆弾か…」
悠「！！」
悠「なんだよ…爆弾って…！まさか…」
ちょうどそのとき、ルルルッと電話が鳴り響いた。
時「いいか悠理君。できるだけ引き延ばして！」
悠「わーってる！」
「やあ昨日の元気なお嬢さんか。プレゼントはお気に召したかな。困るね。警察を呼ぶのはルール違反だよ。」
時「(なにがルールだ)」
悠「お前こそあの爆弾はなんだ！１億あるぞ、タマとフクを返せ！！」
「ほう、よくあれが分かったな。あれと同じものを夜の１２時にセットしてペットのそばに置いてある。金をもらえば、あとで場所は教えてやる。いいか今すぐ金をリュックにつめろ。」
悠「…っ！」
「青梅街道から新宿方面に車を走らせるんだ。あとはトランシーバーで指示する。警察の諸君、ＧＰＳなんかつけても無駄だよ。」
そう言って、また犯人は一方的に電話を切った。
「駄目です。とても１分じゃ場所まで…」
「総監、下手に手を出せば犬猫ドカンですよ。」
時「馬鹿者！この時宗、犯人さえ捕らえば居場所などすぐ吐かせるわ！」
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今日の有閑倶楽部
疲れてますわね。話ぐらい付き合いますわよ by野梨子
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snow - 美紀さん» ありがとうございます！！ (2021年11月29日 21時) (
レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年11月29日 13時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
snow - Rubyさん» ありがとうございます！私は母に勧められて漫画を読んで以来、すごくハマっています。応援ありがとうございます！ (2021年11月6日 17時) (レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - すごく面白いです！数年前に漫画を読んで以来だったので、すごく懐かしいです。これからも応援してます！ (2021年11月5日 22時) (レス) @page34 id: 4fb684013b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：snow | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiwo/
作成日時：2021年9月3日 17時
