. ページ15
「やったぞ！心臓の上だ、さすがプロ！」
「よし！はしごを下ろすぞ！」
ヘリからハシゴが下りてきて、公爵に扮していた男がそっちへ行こうとする。
悠「この…」
清＆魅「よくも…」
それを、怒りに顔をゆがめる３人が許すはずがない。
ビ「動くな！！引き上げるぞ！！」
悠「馬鹿野郎！！そんなものが怖いもんか！！」
拳銃を向ける男に、悠理がくらえ！！とキックをいれる。
魅「ふせろ！！悠理、清四郎！！」
悠理に蹴られて吹き飛んだ銃を、魅録が受け取り側近の男たちに向かってうつ。
「うわっ！！」
手と銃のギリギリのところを撃たれ、男たちの手から銃が落ちていく。
清「よーし上手いぞ、魅録！！殺されないだけありがたく思うんだね！肋骨の２、３本は覚悟しろ！！」
そう言って、清四郎が丸腰の男たちの腹を殴り、とどめをさす。
「な…なんだ。」
「王女は始末したんだ。引き上げよう。」
悠「ヘリコプターが逃げるぞ！！」
魅「くそっ！撃ち落としてやる！！」
悠「えー！！撃ち落とすって、んな馬鹿な…」
魅「見てろ悠理。ピストル一丁だって、これくらいはできるんだ！！」
そう言って、魅録がヘリに向かって、引き金をひいた。
ズギューン、という銃声がして、ヘリから火が出る。
「ど…どうした。」
「オイル・タンクが…」
「燃料に引火する！」
「爆発するぞ！！脱出するんだ！」
悠「へええ…ほんとに当たった…あっ…飛び降りた…すげー、あんな煙が…」
しばらくして、ヘリはボッカーン、という騒音とともに、爆発した。
３人はそれを見届けた後、美童を見る。
美しいドレスを着た美童は、ピクリとも動かない。
悠理の目から、涙があふれる。
悠「うわあぁ！！美童が死んじゃった！！」
清「よせ悠理、まだ死んだと限っちゃいない！すぐ医者に見せるんだ！！」
そう清四郎が叫んだとたん、急に美童がぱちっと目を覚ました。
美「んっ…あれ〜おかしいな。確か刺されたはずなのに。変だなあ、血も出てない。」
まるで不死身のような美童に、３人は身震いをする。
美「あー！！これだ！胸があまるから湯飲み入れてたんだった！！その下にパンスト詰めて…すげー割れてる！」
悠「湯飲みだってよぉ…」
魅「それで驚いて…」
清「気絶したってわけね…」
事実が分かったとたん、やり場のない怒りに３人は渋い表情をする。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
今日の有閑倶楽部
疲れてますわね。話ぐらい付き合いますわよ by野梨子
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
snow - 美紀さん» ありがとうございます！！ (2021年11月29日 21時) (
レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年11月29日 13時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
snow - Rubyさん» ありがとうございます！私は母に勧められて漫画を読んで以来、すごくハマっています。応援ありがとうございます！ (2021年11月6日 17時) (レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - すごく面白いです！数年前に漫画を読んで以来だったので、すごく懐かしいです。これからも応援してます！ (2021年11月5日 22時) (レス) @page34 id: 4fb684013b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：snow | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiwo/
作成日時：2021年9月3日 17時
