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ディナータイム……
というか、呑みの時間にお店を開ければ、すぐに現れたのは 信ちゃんと裕くん
「2人とも仕事はっ？」
「はぁ？んなもん、ちゃちゃっと済ませてきたわ」
「俺、店 休みにした。まっ、敵状視察みたいなもんやわ」
そんな事 言いながら、お店が忙しくなってくると、信ちゃんは料理を運んでくれて、裕くんは厨房に入ってくれて
手伝いに来てくれたんだったら、そう言えばいいのに……
そんなふたりの優しさが、心に沁みる
ランチタイムはお客さんの回転が早くて、バタバタしていたけど、夜はお客さんと世間話も出来る程の余裕もあって、時間が過ぎるのはあっという間だった
お店を閉め、バイトの子達は先に上がってもらい、5人で今日の売り上げの確認
裕くん曰く、初日にこんなに売り上げるのは異例のことだって
“これ、いけるんちゃうん？”
その言葉に、わずかな期待を持ちながら大きく息を吐くと
ガラガラとお店のドアが開き
「どーも、こんばんわ〜」
入って来たのは 渋谷さん。その後ろに忠義、最後に不安げな錦戸さん
「ほな、お互い明日もありますし、チャチャッと済ませましょか？」
忠義のお店の売上伝票、最後の数字を見て愕然とする
「私の……せいだ」
「ちゃうよっ。Aちゃんのせいやないって」
「せやで？あそこであの子から代金取るような奴やったら、マルも俺もAちゃんの下でなんて働いてへんって」
「何か、あったん？」
心配そうに聞いてくれた錦戸さんに、昼間の親子連れの話をすると
「んなら、もし その人達からお代もらってたら、うちは負けとった……ってこと？」
何も言えず、コクリと頷く
「そんな“もしも”の話 されてもなぁ。売り上げ勝負 言うてるんやから、うちの勝ちやろ？約束は守ってもらわんとなぁ」
ニヤリと笑う渋谷さん
「ちょっと、待ってて下さい」
金庫にしまってあった、このお店に関する全ての書類を持ち出して
「渋谷さんの目的は、この店………ですよね？」
「商売のことは、からっきしダメなんに、そーいうとこには、よぉ気がつくお嬢ちゃんで。
説明する手間が省けて、助かるわぁ〜」
テーブルの上の書類に、渋谷さんの手がかかろうとしたその時
「ちょっと、待ってっ！」
それを制したのは
忠義の声だった
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ちか(プロフ) - りんさん» 不快な思い、させてしまって申し訳ありませんでした。即変更しておきました。 (2017年3月24日 19時) (
レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 大倉くんのファンなので、タラレバというワードがとても引っかかってしまいます…。 (2017年3月24日 13時) (レス) id: b8c41de9ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか
| 作成日時：2017年2月23日 13時
