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「やめとけ やめとけっ。Aみたいのが社長になんてなられへんって」

信ちゃんに軽くあしらわれるけど


「なんでっ?信ちゃんだって自分で会社作って、大きくしたんでしょう?」

食い下がる



「ヒナとAは性格も全然ちゃうやろ?Aには無理やって」

裕くんになだめられても


「出来るよっ。私、本気だもん」

引き下がらない


信ちゃんは、この辺りでは知らない人はいない『村上不動産』の社長さん

“社長”になるなら、この人に頼るのが一番だと思った



「わかった。今日はもう遅いし 酒も呑んどるし、明日一日よぉ考えて、それでも気持ち変わらんかったら、明後日の19時 もっかいここ来い。話 聞いたるから」

“はぁ”とため息つきながら、呆れ顔の信ちゃん


「A、そろそろ帰り?送ってったるから」

お店を閉めて、帰り支度を始める裕くんに

「イヤだ。あの家には 帰らないっ!」

駄々をこねる 私


「Aっ!えぇ加減にせぇよっ!」

そんな私に信ちゃんのカミナリが落ちた


「お姉ちゃん…とこ、行く」



裕くんが運転してくれて、信ちゃんが一緒に後部座席に乗ってくれて

「うっ……気持ち 悪い…」

「アカン、待てっ。もうすぐや、我慢せぇ」

介抱までしてもらい


「忠義の、バカヤロー!!」

醜態をさらして、2人と別れた





「頭、いったぁ〜」

次の日、割れるような頭を抱え お姉ちゃんの部屋を出て、自分の家へ向かう

ドアにかけられたバッグを見て、昨日の記憶が思い出されて、フツフツと怒りが込み上げる


やっぱり……許せない


とりあえず、身の回りの物をスーツケースに入るだけいれて、他の物はゴミ袋へ

数え切れないほどのゴミ袋の山

残ったのは、忠義からもらったものばかり


もう、いらない……

そう思っても、中々ゴミ袋に捨てられなくて


「残ってるものは、処分しておいて下さい」


大家さんに、そうお願いして





彼との思い出が残る部屋を後にした

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ちか(プロフ) - こあさん» 2作品、お読み頂き嬉しい限りです(≧∀≦)決して焦らしているわけでは^^;脱線が多すぎて、本質に迫りきれてないという……本日より、またユルユルと更新していきますので、長〜い目で お付き合い下さると嬉しいです^ ^ (2017年2月16日 8時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ちかさん» もちろん、同時進行で読み進めております♪ あぁ、焦らされている(笑) (2017年2月14日 1時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - こあさん» 緑さんsideもお読みいただけているのでしょうか?ありがとうございます(≧∀≦)つ、繋がってしまうのでしょうか?!… な〜んて 含みを持たせつつ……(*^^*) 亀更新ではありますが、最後まで お付き合い下さいね☆ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - つ、繋がってしまう~(冷や汗)展開が楽しみですね★ (2017年2月13日 15時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちか | 作成日時:2016年12月28日 1時

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