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「いやっ、でも何で私達が、久野さんのところのパーティーに…?」

「突然なんだけど、木口さん達“お店”出す気はない?」

「……へっ?」

「こんな短期間で、こんなにたくさんの常連がつく事、この業界ではあまりない事なんだ」

「そう…なんですか?」

「お弁当だけじゃ、勿体無い。
定食屋……出したら、きっと当たるんじゃないかな?と思ってね」

久野さんの言葉に、5人で顔を見合わせた


「定食屋を開くならば、うどんや蕎麦は必須。
その際は、是非 久野製麺の麺を…っていう 売り込み。営業だよ」

「でも、そんな話 今までした事……」


「今度のパーティーでは、和 洋 中、それ以外の国の料理も出す予定なんだ。もちろん、うちの麺の試食も出来る。
モノは試しに。軽い気持ちで遊びに来てくれればいいから」

「……でも」

私の不安をよそに


「A、ええお話やないか。是非、伺わせてもらおっ」

信ちゃんは乗り気で

他の3人も、ウンウンって頷いてるから


「では、お言葉に甘えて、お邪魔させて頂きます」


「パーティーって言っても、堅苦しく考えないで、気軽に寄ってってね」

今日の日替わり弁当、お渡しして

「ありがとうございましたっ」

久野さんを見送った



「ちょっと、何 勝手に行くとか言うの?」

「何が?」

「信ちゃんは社長さんだから、パーティーとかそういうの、慣れてるかもしれないけど、私 行ったことないもん」

「俺も、そない行ったことないって」

「ヤスくんだって、信ちゃんと一緒に行ったことあるんでしょ?」

「そぉやねぇ〜」

「マルちゃんも、世界一周してれば、それ位 経験あるんでしょ?」

「まっ…まぁ」

「裕くんはっ……裕くんは?」

「俺かて あるわっ。ヒナに着いてっただけやけど…」


“ほれっ”と見せられた 携帯

画面と4人を見比べる


「これ……いつ?」

「マルが日本に帰って来てすぐやから、一年ちょい前か?」

「ホンマやっ、懐かしいなぁ」


携帯の中に写る、正装した4人は

「こん時、横ちょ ベロベロに酔っ払って大変やったなぁ」

「ヤスっ、もぉそれ 言わんとって」

目の前にいる今の4人より、何割り増しで凛々しくて 格好いい


「私っ、やっぱ ムリッ。第一 こんな場所に着て行く服、持ってないもん!」


やっぱりこの人達とは、住む世界が違うのかな?って

ちょっとだけ

ほんのちょっとだけ



壁を感じた

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ちか(プロフ) - こあさん» 2作品、お読み頂き嬉しい限りです(≧∀≦)決して焦らしているわけでは^^;脱線が多すぎて、本質に迫りきれてないという……本日より、またユルユルと更新していきますので、長〜い目で お付き合い下さると嬉しいです^ ^ (2017年2月16日 8時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ちかさん» もちろん、同時進行で読み進めております♪ あぁ、焦らされている(笑) (2017年2月14日 1時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - こあさん» 緑さんsideもお読みいただけているのでしょうか?ありがとうございます(≧∀≦)つ、繋がってしまうのでしょうか?!… な〜んて 含みを持たせつつ……(*^^*) 亀更新ではありますが、最後まで お付き合い下さいね☆ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - つ、繋がってしまう~(冷や汗)展開が楽しみですね★ (2017年2月13日 15時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちか | 作成日時:2016年12月28日 1時

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