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「この材料費、もうちょい 削られへんの?」


「これ以上は 無理だって」


「それでも、何とかせんと 今月の売り上げ、赤字になってまうやんかっ」


「そんな事、わかってるっ!」



開店3日間位は、裕くんや信ちゃん、私達の知り合いが来店してくれて、何とかなっていたけど、日を追うごとに客足が伸び悩み

些細な事でも、ヤスくんと言い合いになって


「まぁ まぁ。そこは3人で考えてみよ?」

いつも間に入ってくれるのは、マルちゃん


ヤスくんとマルちゃんが、料理の味のことでもめた時は、私が

マルちゃんと私が、盛り付けのことで意見が食い違った時は、ヤスくんが


それぞれが聞き役になって、色々な問題を解決してきた


毎日、どうしたら売り上げがあがるのかを考えて、実践して、失敗して つまずいて

それでも、何度も立ち上がって

3人で手を取り合いながら、少しずつ前に進んで行こうって

バイトの子たちの意見も聞きながら、直せるところは改善して、がむしゃらに突っ走ってきた




「お〜う、Aちゃん、来たよ〜」


「中山さん、こんにちは。いつもの?」


「おう。今日は職人仲間 連れて来たよ。いつもの3つ 頂戴」


「は〜い、唐揚げ弁当 大盛り 3つっ!」


開店半年ほど経った頃には、常連さんもつくようになって



「ヤスくん、こんにちはっ」


「こんにちは。また 来てくれたん?」


「マルちゃん、今日のオススメは?」


「今日は〜、ロコモコ弁当 かな?」


ヤスくんとマルちゃんファンのOLさんも現れるほど

平日のお昼休みどきには、ヤスくんとマルちゃんがお店に立ち、そんなOLさんのお相手をするスタイルが定着した



常連さんに支えられて、お店も軌道に乗ってきた そんなある日の開店前

3人で厨房に入り、開店準備を進めていると



「こんにちは」


お店の方から、声が聞こえた



「久野さん、こんにちは。ごめんなさい、まだ開店前で…」


「いえいえ。こちらこそ、お忙しい時間に来てしまって…。実は、皆さんにお話ししたいことがあってね」



その声を聞き、ヤスくんとマルちゃんが厨房から顔を出した

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ちか(プロフ) - こあさん» 2作品、お読み頂き嬉しい限りです(≧∀≦)決して焦らしているわけでは^^;脱線が多すぎて、本質に迫りきれてないという……本日より、またユルユルと更新していきますので、長〜い目で お付き合い下さると嬉しいです^ ^ (2017年2月16日 8時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ちかさん» もちろん、同時進行で読み進めております♪ あぁ、焦らされている(笑) (2017年2月14日 1時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - こあさん» 緑さんsideもお読みいただけているのでしょうか?ありがとうございます(≧∀≦)つ、繋がってしまうのでしょうか?!… な〜んて 含みを持たせつつ……(*^^*) 亀更新ではありますが、最後まで お付き合い下さいね☆ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - つ、繋がってしまう~(冷や汗)展開が楽しみですね★ (2017年2月13日 15時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちか | 作成日時:2016年12月28日 1時

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