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そこから日曜日までに、安田さんとは毎日会っていたけれど、どちらからもその話題には触れることはなくて

待ち合わせもすることなく 土曜日


裕くんのお店で

マルちゃんと一緒にブリ大根 作りながら、小さくため息



「Aちゃん、どないしたん?ため息つくと 幸せ逃げんで?」


「ん〜、明日の事 考えると…」


「あぁーっ!」


「なっ、何っ?」


「章ちゃんから伝言あってん。
“明日、13時に駅前の時計のとこ”やって」


「ぅ…うん」

安田さん、行くんだ…
何も言われなかったから、私ひとりで行くつもりだった


「Aちゃん達、メアド交換してるんやろ?」


「してる…」


「章ちゃん、相当 緊張しとるんやろな〜」


「そうなのっ?」

昨日はそんな素振りなかったけど


「大丈夫。明日はきっと、楽しい一日になるって」


不安で仕方がない私に、マルちゃんの笑顔は大きな勇気を与えてくれた




指定の時間 10分前

言われた場所に到着

あたりを見回してみたけど、安田さんの姿は見当たらなくて

目の前のコンビニでも行こうと歩き出すと


「ちょっ、どこ 行くん?」

聞こえたのは、確かに安田さんの声


その方向へ振り返れば、安田さんの姿がちゃんとある



「……気付かなかった」


「何でやねん。ずっと ここ、おったわ」


いつも高級スーツを着てて、シャツとネクタイとのコーディネートもバッチリ

洋服に詳しい人なんだろうなって思ってた


私服もお洒落なんだろうなって予想はついてたけど



それよりも、驚いたこと


「………めがね」


「あー、俺 眼鏡無くても見えるから」



トレードマークの眼鏡 今日はかけてなくて

眼鏡姿の印象が強すぎて、全く気付かなかった


「ちゃっちゃと用 済ませて、さっさと帰ろ〜や」

スタスタと歩き出した安田さんを



「わっ、待ってっ」


慌てて追いかけた

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ちか(プロフ) - こあさん» 2作品、お読み頂き嬉しい限りです(≧∀≦)決して焦らしているわけでは^^;脱線が多すぎて、本質に迫りきれてないという……本日より、またユルユルと更新していきますので、長〜い目で お付き合い下さると嬉しいです^ ^ (2017年2月16日 8時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ちかさん» もちろん、同時進行で読み進めております♪ あぁ、焦らされている(笑) (2017年2月14日 1時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - こあさん» 緑さんsideもお読みいただけているのでしょうか?ありがとうございます(≧∀≦)つ、繋がってしまうのでしょうか?!… な〜んて 含みを持たせつつ……(*^^*) 亀更新ではありますが、最後まで お付き合い下さいね☆ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - つ、繋がってしまう~(冷や汗)展開が楽しみですね★ (2017年2月13日 15時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちか | 作成日時:2016年12月28日 1時

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