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充実した1週間だけど、正直 最初の頃はしんどかった

……いや、今も しんどいか

私、6ヶ月間 よく頑張ったと自分でも思う

試験なんて、何年振りだろう


裕くん 信ちゃん マルちゃん そして安田さんからも、合格祈願のお守りをもらって

4個のお守りを、ポケットに入れて家を出た



「A、どぉやったん?」

「ちゃんと全部 埋めてきたか?」

「お疲れ様。今日はAちゃんの大好物 作っといたで」

「…………」

裕くんのお店の扉を開ければ、4人が出迎えてくれて


「精一杯やってきたし、悔いないよ?」


“そぉか〜”“良かったわぁ〜”“頑張ったなぁ”
労いの言葉の中

「自信は?あるん?」

まっすぐな視線と、まっすぐな問い掛け

「自身は…ありますっ。だって、安田さんにあんなに一生懸命 教えてもらったし……
自信しか ありませんっ」

「ふふっ、えらい自信やな。結果が楽しみやわ」

安田さんがあんな風に笑ったとこ、初めて見た


「はっ……はいっ!」


ちょっと、嬉しかった……かも




結果発表は2ヶ月後

その間に、“食”に関する資格をできるだけ多くとった方が良いと言われ、“野菜ソムリエ”の資格を取り、フードコーディネーターの資格取得のための勉強

一山越えたと思っていたけど、休むヒマなんて、これっぽっちもなくて


あっという間に合格発表の日

『俺らもついて行く』

ついて来ようとするみんなを何とか振り切り、ひとり 合否の確認へ向かった




「ほんまにA 頑張ったよなぁ〜」

私以上に合否を心配していた裕くんと信ちゃんは、私が帰る前から呑み始めていたらしく、私の合格を聞いて目を潤ませている


「マルちゃん、いつも ゴメンね?」


「んーん。2人の面倒見るのも もう慣れたし。
あっ。そういえば、これ 章ちゃんから」


ゴトッと目の前に置かれたのは、ワインのボトル



「安田さん?」


「そう、合格祝いっちゃう?」


みんなから少し離れたところで、脚を組み グラスを傾ける安田さん




「あのっ、ありがとうございます」


「ん?」


「……ワイン」


「あ〜…今日1日位は、ええんやないかと思ってな」


「あっちで、一緒に呑みませんか?」


「やっ、俺 そろそろ失礼するわ」



席を立つ安田さんを制するように

「ヤス、A ちょっとええか?」


ほろ酔いの裕くんの声が聞こえた

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ちか(プロフ) - こあさん» 2作品、お読み頂き嬉しい限りです(≧∀≦)決して焦らしているわけでは^^;脱線が多すぎて、本質に迫りきれてないという……本日より、またユルユルと更新していきますので、長〜い目で お付き合い下さると嬉しいです^ ^ (2017年2月16日 8時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ちかさん» もちろん、同時進行で読み進めております♪ あぁ、焦らされている(笑) (2017年2月14日 1時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - こあさん» 緑さんsideもお読みいただけているのでしょうか?ありがとうございます(≧∀≦)つ、繋がってしまうのでしょうか?!… な〜んて 含みを持たせつつ……(*^^*) 亀更新ではありますが、最後まで お付き合い下さいね☆ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - つ、繋がってしまう~(冷や汗)展開が楽しみですね★ (2017年2月13日 15時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちか | 作成日時:2016年12月28日 1時

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