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リビングのドアを開け、キッチンに入ると冷蔵庫の横にある電子レンジの上を確認

「あった」

朝食の準備をする時に、何気なく置いた携帯電話

そのまま置きっ放しにしてしまい、仕事中 何度か困ることもあったけど

忘れていって 良かったかも……



会えないと思っていた日に、彼と会えるなんて



今日一日ミスなく仕事をこなした私への、神様からのご褒美じゃないかな?

なんて、子どもみたいな事を考える



リビングにもダイニングにも彼の姿は見当たらず

お風呂場、洗面所、トイレにも人の気配は無くて


残るは寝室




コンコンとノックをし、ドアノブを回す


「………忠義?」


声をかけても返事はなくて、その代わりに微かに動いた ベッドの布団

なんだ、やっぱり 寝てるんだ


忠義の寝顔、可愛いんだよな

その顔 拝もうと、フワフワした気持ちのままベッドに近付いて、掛け布団に手をかけようとしたら


中にいた人が 顔を出した





「………えっ?」



それは当然 忠義だと思っていたのに、私と目が合ったのは


ひとりの女性



余裕そうな笑みを浮かべてて、私をずっと見つめる


その体を、忠義の腕が包み込んでいて……



うん。これはきっと、夢なんだ

だって、そこは私の場所だもん。
今朝、目覚めた時だって……


そう思って、自分の頬 つねってみたけど、痛みしか感じなくて



これが現実なんだと思い知らされた





以前交わした、友達との会話を思い出す


“あんな金持ちイケメンの御曹司、Aに本気なわけないじゃん。やめといた方がいいって”


“そんな事ないっ。私だけって言ってくれたもん。忠義は、浮気するような人じゃない”



そう 信じてた………






寝室のドア、思い切り閉めて


彼とお揃いの携帯電話、合鍵

彼からプレゼントされたピアスに指輪、鞄


全部 床に投げつけて



彼の部屋から逃げ出した

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ちか(プロフ) - こあさん» 2作品、お読み頂き嬉しい限りです(≧∀≦)決して焦らしているわけでは^^;脱線が多すぎて、本質に迫りきれてないという……本日より、またユルユルと更新していきますので、長〜い目で お付き合い下さると嬉しいです^ ^ (2017年2月16日 8時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ちかさん» もちろん、同時進行で読み進めております♪ あぁ、焦らされている(笑) (2017年2月14日 1時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - こあさん» 緑さんsideもお読みいただけているのでしょうか?ありがとうございます(≧∀≦)つ、繋がってしまうのでしょうか?!… な〜んて 含みを持たせつつ……(*^^*) 亀更新ではありますが、最後まで お付き合い下さいね☆ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - つ、繋がってしまう~(冷や汗)展開が楽しみですね★ (2017年2月13日 15時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちか | 作成日時:2016年12月28日 1時

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