55.嘘。 ページ10
「…な…!?」
「い…市丸隊長…!?」
「何を…」
「突然何をおっしゃいます!!」
周りの覆面の者達が騒ぎ立てる。
私の前に立つが、市丸は気にせずに一歩、また一歩と近づいて来た
「どうや?ボクがその気になったら今スグにでも助け出せるで。キミも、阿散井クンもそれ以外も。」
意味がわからない。
…な…何を言っているのだこの男は…!?
正気か!?
私を助けてこの男に何の得がある!?一護や恋次を助けて何の得があるのだ!?
「…今やったらAもおるし、簡単やで?」
すると、その言葉の次に、今まで黙視していた灰原三席がこちらを見て目が合った
『朽木、お前が選んだら良い』
驚きだった。この方なら、先程の様にこの男を止めてくれると思っていた
「灰原三席まで…!」
「おやめください!」
動揺が広がる。
騒ぎ立てる覆面の彼等を、灰原三席が睨み付けた。
冷たい。冷た過ぎる瞳だ。彼等はたちまち、蛇に睨まれた蛙のように静かになった
そして、再び向けられるその瞳には、何も映してはいなかった。ただ冷徹に、私を見つめる
沈黙_____
私はどうしたらいい?掲げられた希望を素直に受け取れば良いのか?
私は、生きられるのか…?
知りたくなかった。揺らいでしまうから。知りたかった。何処かで、生きたいと願う自分がいたから
それならば、私は________
こちらに伸ばされる手。
この手を、信じて良いのか?
いや、それとも本当に_____
.
.
.
.
「嘘」
56.崩された心。揺るがされた覚悟→←54.蛇の牙から垂れる猛毒
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響華 - 更新、おやめになられたんですか？ (2019年6月29日 23時) (
レス) id: 2916bffe8d (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!本当、ヒロネコさん達のお言葉に救われました…皆さんの期待に添えるよう、精一杯努力させて頂きますので、宜しくお願いします。 (2016年6月12日 18時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ヒロネコ(プロフ) - 続けてくださるということで良かったです(*´∀｀*)少しでも悩み事が解決したらなと思ったので･･･。あまり無理しないで下さいね(´・ω・｀)更新楽しみにしてます(*´∀`)♪ (2016年6月12日 10時) (レス) id: 293e2e8ec4 (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!!早速、続篇にいかせて頂きますね! (2016年6月11日 23時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ナキ(プロフ) - 続けるということで本当によかったです！少しでもお力になればと思ってコメントしてよかったです^^更新頑張ってください！ (2016年6月11日 11時) (レス) id: 7f625c503d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EGOIST | 作成日時：2016年4月23日 14時
