90.脳裏に浮かぶのは ページ45
貴女side
藍「君達三人に初めて会った時、僕は君達が『使える』と確信した」
初めて_____…
…ぁあ、三人がまだ真央霊術院生だった頃_____霊圧を消せる虚に会った時のことか
その場に共に駆けつけたから、曖昧だが覚えてる。
その時私は、五番隊三席だった
藍「だから君達が護廷に入った時、すぐに三人共五番隊に入隊させた。
そして、より役立ちそうな二人をギンとAの部下・上司にした。
一番厄介そうな君は、早々に他隊に飛ばした」
藍染隊長が静かに二人の元へ歩み寄る
その距離僅か、一メートル。
藍「どうやら、僕の勘は正しかったらしい。
最後だ。
朽木ルキアを置いて、退がりたまえ」
冷徹な眼差しを向けられ、本気で斬るつもりでいる藍染隊長に、朽木が咄嗟に口を挟んだ
ル「ま…待って下さい藍染隊長!
私が…」
私が代わりに戦うから、阿散井に何もしないでくれ。とでもいうつもりだろう
朽木は、昔からそうだった。
そういう、奴だった
阿「…断る」
ル「!、恋次っ…」
咎めるように名前を呼んだ。
どうしてだ…と瞳が訴えている
阿「黙ってろって、言った筈だぜ……ルキア
…放さねえぞ…」
朽木を掴む手が更に、強まった。
きっと今頃、二人の脳裏に浮かぶのは
二人の間に距離が生まれた、あの瞬間_____
阿「…誰が放すかよ…バカ野郎が…!」
阿散井は苦しそうに声を張った。
無理矢理浮かべているのであろう笑みがバレバレだ。
こういう奴を“強がり”、と世間で言うのだろう。
だが、その瞳に燃える決意は、本物だった
藍「そうか」
その時、私とギン、要の横を一筋の風が吹き抜ける
.
_____…いや、風じゃない
刹那、萱草色の髪が目に入る
それで全てを理解したが、止めようとも思わなかった。
何故なら藍染隊長は、手を出すなと言ったから。
屁理屈かもしれない。いや、屁理屈だ。
ただ、見てみたかった
あの短期間で、これほどまでに成長したアイツの実力を。
藍「残念だ。」
藍染隊長が、刀を振り下ろした。
そして直後、鳴り響く金属音。
肉を斬り裂いたには似つかわしくない、甲高い音だ
止めたのは、黒い刃。
二本の刀が、交差する
「…よォ」
聞き覚えのある、声。
「どうしたよしゃがみ込んで。
随分ルキア重そうじゃねえか」
ボロボロの死覇装が、二人を庇うようにして翻る
止めたのは_____…
「手伝いに来てやったぜ、恋次!」
『_____黒崎…一護…』
直後、笑みが漏れる。
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響華 - 更新、おやめになられたんですか？ (2019年6月29日 23時) (
レス) id: 2916bffe8d (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!本当、ヒロネコさん達のお言葉に救われました…皆さんの期待に添えるよう、精一杯努力させて頂きますので、宜しくお願いします。 (2016年6月12日 18時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ヒロネコ(プロフ) - 続けてくださるということで良かったです(*´∀｀*)少しでも悩み事が解決したらなと思ったので･･･。あまり無理しないで下さいね(´・ω・｀)更新楽しみにしてます(*´∀`)♪ (2016年6月12日 10時) (レス) id: 293e2e8ec4 (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!!早速、続篇にいかせて頂きますね! (2016年6月11日 23時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ナキ(プロフ) - 続けるということで本当によかったです！少しでもお力になればと思ってコメントしてよかったです^^更新頑張ってください！ (2016年6月11日 11時) (レス) id: 7f625c503d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EGOIST | 作成日時：2016年4月23日 14時
