68.無垢な幼馴染 ページ23
冬獅郎と乱菊さんの霊圧が
遠ざかるのを確認する。
…どうやら、吉良副隊長はかなり遠くまで引きつけてくれているらしい。
ふと、辺りを見回す。
結局、冬獅郎は私達の後を“雛森が着いて来ていた”事に全く気付かなかった。
雛森は、鬼道で霊圧を隠して私達の後を尾行していた。
大事な幼馴染…否、誰よりも大事な幼馴染なんだったらちゃんと守ってあげないと…
階段の最上部に視線を向ける。
『…そこで何してるんだ?雛森』
雛「!…」
すっ…と、階段に姿を現わす幼馴染。
その瞬間
雛「…な…、何…これ…?」
目を見張る雛森。
その汚れ無き瞳が揺れる。
無垢な瞳が見開いて、真っ赤な戦慄の後を映している。
雛「中央四十六室が…死んでる…みんな…
日番谷くんが…驚いてて…吉良くんがいて…
日番谷くんはそれを追いかけていって…
どういうこと?
藍染隊長を殺したのが日番谷くんなら…これをやったのも日番谷くんじゃないの…?
これをやったのは…吉良くん…?
それじゃあ日番谷くんは…?
藍染隊長は…?」
ふときずくと、雛森の後ろに忍び寄る影。
一歩…また一歩と近づく
雛「…ねぇ、どういう事なの?
Aちゃん…!」
『…』
雛「Aちゃん…!!」
声に力が入る。
私は答えない。
ただ、目の前に驚愕で立ち尽くす幼馴染を見つめる。
ここまで来ても、私を疑わないこの子は本当に純粋なんだと実感した
.
…いや、昔からそうだったのだ。
優しくて、気立ても良くて、可愛くて…
私に無いものを持っている彼女は誰よりも無垢で純粋だった。
憧れた______“あの時までは”_____
その時、ゆらりと伸びた黒い影が雛森の耳元で囁く
市「いらっしゃい」
雛「…_____!」
市「雛森ちゃん。」
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響華 - 更新、おやめになられたんですか？ (2019年6月29日 23時) (
レス) id: 2916bffe8d (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!本当、ヒロネコさん達のお言葉に救われました…皆さんの期待に添えるよう、精一杯努力させて頂きますので、宜しくお願いします。 (2016年6月12日 18時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ヒロネコ(プロフ) - 続けてくださるということで良かったです(*´∀｀*)少しでも悩み事が解決したらなと思ったので･･･。あまり無理しないで下さいね(´・ω・｀)更新楽しみにしてます(*´∀`)♪ (2016年6月12日 10時) (レス) id: 293e2e8ec4 (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!!早速、続篇にいかせて頂きますね! (2016年6月11日 23時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ナキ(プロフ) - 続けるということで本当によかったです！少しでもお力になればと思ってコメントしてよかったです^^更新頑張ってください！ (2016年6月11日 11時) (レス) id: 7f625c503d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EGOIST | 作成日時：2016年4月23日 14時
