48.蛇の行く先 ページ3
.
「…お前が来てくれなかったら、雛森は死んでた……ありがとう松本」
「…いえ…」
点滴に繋がれた雛森を見ながら、隊長がお礼を言う。私は後ろにいる為、その顔は見えない
どんな思いで、どんな表情でいるのかは大体予想は付くが。
ふと、さっきの出来事が脳裏に過ぎった
__________
_____
_____ここからは、私がお相手致します…!
その言葉の後、不気味に笑ったギンは、刀を元の長さに戻し始めた
長い重みから解放された私の腕は、少し痙攣していて、灰猫はあと少しで折れるくらいにヒビ割れてた
_____…ッ
一瞬、怖かった。
もしも、ギンと私が対峙するような事になってしまったら_____って…
けど、それを制止するかのように…
_____…ギン、これ以上は時間の無駄だ
_____行くぞ
隣で、事の成り行きを観察していたのであろうAが、すれ違いざまに片手をギンの肩に置いた
その瞬間、ギンは、バッと隊長に背を向けて歩き出す
_____!、待て市丸!!A!!
ギンを追おうと隊長が片膝をつき立ち上がった。
_____ボクを追うより、五番副隊長さんをお大事に
その言葉で隊長の動きが止まる。次の瞬間、二人は瞬歩で何処かへ行ってしまった
_____
__________
…いつもあたしに行き先を告げずに消える悪い癖。
まだ、直ってはいないのね…
ギン…あんた一体…
どこへ行こうとしてるの_____…?
.
49.処刑を止めると彼は言う→←47.貴方を止めることが私の役目なら。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
響華 - 更新、おやめになられたんですか？ (2019年6月29日 23時) (
レス) id: 2916bffe8d (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!本当、ヒロネコさん達のお言葉に救われました…皆さんの期待に添えるよう、精一杯努力させて頂きますので、宜しくお願いします。 (2016年6月12日 18時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ヒロネコ(プロフ) - 続けてくださるということで良かったです(*´∀｀*)少しでも悩み事が解決したらなと思ったので･･･。あまり無理しないで下さいね(´・ω・｀)更新楽しみにしてます(*´∀`)♪ (2016年6月12日 10時) (レス) id: 293e2e8ec4 (このIDを非表示/違反報告)
金盞花 - ありがとうございます!!早速、続篇にいかせて頂きますね! (2016年6月11日 23時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)
ナキ(プロフ) - 続けるということで本当によかったです！少しでもお力になればと思ってコメントしてよかったです^^更新頑張ってください！ (2016年6月11日 11時) (レス) id: 7f625c503d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：EGOIST | 作成日時：2016年4月23日 14時
