(( マンションの住人 ))

( ** 23 ) ページ23

.

( ** 臣 side )




はぁー、やっと挨拶回り終わったよー！



ちょっと外の空気吸いたいし
散歩行こうかな...




靴を履きドアを開けると



「あ、臣くん♪」

名前ちゃんの声が聞こえて振り返ると
名前ちゃんがいた、男と一緒に...。



うわ、取られた。
嘘だろ...。
ショック。
やばい、どんな顔しよ。
しかもちょっといかつい。
んー、どうしよ。


短い時間にいろんなことが
頭に浮かんだ。



でもなんでもないふりしないと。

あと男の顔よく見とこ！




臣「お、名前！
　 え？りゅう..じ？」


中学一緒だった今市隆二じゃん！

あんときはよくカラオケ行ったなー。





てか中学んときから顔のいかつさ
変わってないｗ








隆二が彼氏ではないらしいけど

不審者に追われてたとき
俺に電話したらしい...。




気づいてなかった...。
いつでも頼れとか言ったけど

まじ俺ダメじゃん。




でも隆二がいてくれてよかった。




名前ちゃんには絶対に言えないけど...

そんなときに
俺を頼ってくれて嬉しかった♪


ほんとこのことは言えない←








話は進み、3人で名前ちゃんの家で
夜メシ食べることになった♪







ん？
ちょ、待った。




なんでこんなに
隆二と名前ちゃんが一緒にいたことに焦ったり、

無事で安心して、俺を頼ったことに喜んでるんだ？




まさかね...。





.

( ** 24 )→←( ** 22 )

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す