(( マンションの住人 ))

( ** 20 ) ページ20

.



私は隆二さんと一緒に
さっきのスーパーに向かう。





「隆二さんってお仕事何してるんですか？」

隆「建設作業員として圧接してる。」

「アッセツ？」

隆「簡単にいえば、ものとものをくっつけてる」

「簡単に言いすぎでしょｗ」

隆「そうかｗ？」




なんかいつもは怖そうな顔してて
でも目はクリクリってしてるのに


笑うと目が無くなりそうになりながら
かわいい顔してる。




隆二さんいい人みたいだな...






隆「名前は？ 大学生とか？」

「はい！4月からだいがくに通うから
　1人暮らしを始めました！」

隆「てことは...18歳!?
　 お前、大人っぽいなー!」

「そうですか？ｗ」

隆「もう20歳超えてると思ったーｗ」

「老けてるってこと？ｗ」

隆「ちげーよｗ！
　 雰囲気が落ち着いてるっていうか..そんなかんじ！」





これって誉められてる？///






隆二さんは歌うことが好きらしい。
高校はあんま行かなくてカラオケにばっか行ってたって！


なんか少し仲良くなると
隆二さんの意外なとこが見えてきた。








スーパーで買い物を済ませ
隆二さんの家に向かう。





男の人と家に行くのは初めてだから
なんか変な感じがする。

しかも隆二さんの家に...




自分から言い出したんだけどねｗ







「もう真っ暗になりましたねー」

隆「おう。さみぃ...」




ん？
なんかみたことある風景ばっかり。




「隆二さんの家ってこのあたりですか？」

隆「うん。その角曲がってすぐのとこ。」

「じゃあ、めっちゃ近所ですね！」

隆「まじ！じゃあ、名前は俺のめし当番なｗ」

「え？ｗ」

隆「俺のメシ作りに来い。」

「もうｗ」

隆「冗談、冗談。
　 でもたまに作りに来れねぇ？」

「いいですよ(^○^)」




隆「あ、俺んち着いた。」




え...？
うそでしょ？




「私と同じ...」

隆「ん？」

「私、今日隆二さんと同じこのマンションに
　引っ越してきたんです...」









こんな偶然ってある？






.

( ** 21 )→←( ** 19 )

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す