3話 ページ5
【ケントside】
それからというもの俺は毎日水鏡で風磨を見るのが日課になった
あれから風磨に進展はあまりない
相変わらず生気のない目をしていて壊れてしまわないか心配になる
聡とかマリがたまに訪れるけど
帰った後目も当てられないぐらい伸びてる
何より年的にもうおじいさんだから心配でたまらない
(ちなみに自分は20歳ぐらいに若返っていた)
『ケント、ちょっとイイですか?』
女神様に呼ばれた
もうすぐ新しい天使が来るらしい
でもその人が悲嘆に暮れていて、このままだと悪魔になってしまうらしい
『そこでケントに幸せにしてきてほしいのです。』
あの青い池に連れてこられた
女神様が魔法をかけて潜ると着くらしい
『では、行ってきてください』
恐る恐る飛びこむと、目の前が真っ白に輝いて俺は気を失った
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気が付くと懐かしい部屋にいた
「風磨の家・・・?」
自分の格好も、なんか白いワンピみたいなのに腰のあたりで帯っぽいもので括ってある
それよりいつも水鏡で見ていたままでとてつもなく懐かしかった
風磨は出かけてるのか静かだった
観葉植物とかもそのままでみていたら
?「ただいま・・・」
帰ってきた
というより今の状態で俺の事風磨に見えるのかな?
「中島!?」
見えるみたい(笑)
久しぶりに会った風磨はやつれていてとっても瘦せていた
リビングのドア辺りで目をぱちくりさせたまま固まっててちょっとカワイイ(笑)
「おかえり(笑)風磨」
抱きしめても固まっている
「・・・中島だよな、本物?」
「本物(笑)」
「実体は・・・ある、なにこれ?」
「え、わかんない」
「夢見て・・・」
「ない」
あ、混乱した(笑)
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笙緒(プロフ) - れもんてぃーさん» 人生初のコメント、ありがとうございます!本当に衝動的に書き始めたものですが頑張らせていただきます! (2018年12月12日 23時) (レス) id: e66222057e (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー - 面白かったです!更新お待ちしています! (2018年12月12日 22時) (レス) id: cb8a59094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笙緒 | 作成日時:2018年12月12日 6時