☆Re: -1-

30.話し - 北山side ページ30

Aと話したい。


でも、責めてしまいそうで怖い。


優里「北山さん」


宏光「優里さん…」


優里「Aなら離れにいますよ」


宏光「俺なんかが会いに行く権利ないっすよ」


優里「そんなの、決めるのは北山さんじゃなくてAですよ」


優里さんに言われてハッとした。


そうやっていつも逃げてる俺。


宏光「…俺のこと受け入れてくれると思います？」


優里「あいつは、何でも受け止めますよ。いいことも悪いことも」


宏光「俺…」


優里「ちゃんと話してきてください。Aと」


その言葉を聞いて俺は離れに向かった。


離れのベランダにAは座っていた。


俺には気づいてなくて


下にいる海陽ちゃんのことをずっと見ていた。


北山「A」


ビクッとして俺の方に振り向いた。


「みっくん…」


少し痩せたなって近くで見たら感じた。


北山「久しぶり。さっきはごめんな。いきなりすぎてちょっとびっくりした」


「びっくりさせてごめんね」

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