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廉はゴールに何度もシュートを決める。その度に勇太やメンバーも喜んでいて、廉も嬉しそうだった。
こんな廉を見るのは初めてだ。
そんな中ひとりの女の人が平野君の隣に座ってきた。
「平野君、久し振り。」
「あぁ、うん。なに?」
見覚えのある顔、そうだ教室で平野君のことビンタした人だ。
胸元の空いた服を着こなすその人はとても同じ高校生とは思えないほど妖艶だった。
「最近どうして連絡くれないの?」
「俺、もうそういうのやめたんで」
「え?」
「自分のこと大事にするって決めたから」
「ふーん。つまんない男になっちゃったわけか。まあ、いいわ。じゃあね」
その人は頭が痛くなるほどきつい香水の香りを残していった。
『平野君、さっきの』
「うん。Aちゃんに言われて変わろうと思ってさ」
『そっか、うん。それがいいよ』
「俺ね、ずっと廉に対して劣等感抱いてたんだ。何しても廉が一番で俺が二番だったから。好きな人も俺じゃなくて廉を選んで‥俺なんか誰かの一番になれるはずないんだ。だったらみんなの二番になろうと思ってさ。」
『なれるよ!一番に。平野君は平野君で廉は廉だもん。』
「うん、あの日Aちゃんに自分のこと大事にしてって言われて、もう二番でいいって思うことやめよって思えたんだ。」
『あんな一言で?』
「そうだよ。だってAちゃんの言葉だったから」
優しい目で笑う平野君から目が離せなくなった。
ピーッとホイッスルの音が鳴ってやっとできた瞬き。
今のは一体なんだったんだろう。
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みょん氏(プロフ) - みおさん» 初めまして!コメントありがとうございます!私はコメントにキュンキュンしました!こんな作者ですがこれからもよろしくお願いします! (2019年9月18日 22時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして♪♪ いつも、楽しみにしています!毎回キュンキュンしながら読んでいます!これからも頑張ってください!!! (2019年9月18日 21時) (レス) id: afc2f8e45b (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - reyuさん» 初めまして!コメントありがとうございます!キュンキュンして頂けて嬉しいです、今後の展開少しややこしくなっていきますが楽しんでいただけたら嬉しいので、これからもよろしくお願いします! (2019年9月18日 0時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
reyu(プロフ) - はじめまして!いつもキュンキュンしながら読ませて頂いてます!展開が気になる…!更新楽しみです!これからも応援してます! (2019年9月17日 22時) (レス) id: 508a3fc7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年9月11日 0時