漆の刻 ８３抗争 ページ8
sideなし
東卍の集会のためやって来たA。
何故か前方には、ボコボコにされて少女の前に正座させられている。
「……エマよ、これは一体どういう状況なのだ？何故タケミっちは反省の意を強要されている？」
「ダテちゃん……ウチも実は彼女持ちって知らなかったんだけどね。………ちょっとでいいから怒ってほしくて近づいたんだ」
その言葉でAはエマがドラケンに嫉妬してもらうために武道に近づいたこと、それによって彼女である日向を怒らせてしまったことを察した。
「成程な。時には番同士、駆け引きも必要になってくるのかもしれんな……しかしエマ、駆け引きのために自身の身を大きな危険に晒す必要はないぞ。
エマの身に何かあれば番であるドラケンも悲しむだろう」
「つ、番って！別にそういうのじゃないから！」
進展しろよ……ともどかしく思うA。
両想いなのに何故こうも進展が無い。この奥手。
「タケミっちよ。もうそろそろ集いの時刻だ。貴様が犯した大罪は貴様自身で償え……立て。」
「ダテ君……は、はい！イッテテ……」
正座させられて足が痺れたのか、痛がる武道を横目に日向に話しかけるA。
「すまないな。こやつの犯した大罪は許されることではないが……こやつにもやるべき事があるのだ。一旦見逃してやってくれ」
「あ、は、はい！あの、貴方は……」
「俺は
先程からの言動や名前からして明らかに戸惑っている日向。
しかしAもだてに厨二病をやっている訳ではない。戸惑いの眼差しを向けられるのはもう慣れているのである。
そのまま集会は始まった。
が、またしても武道に拳が飛んできた。
「お前花垣だろ？」
「ウチの隊のキヨマサが世話になったみてぇだなぁ!!」
参番隊隊長・林田春樹と副隊長の林良平である。
「どうオトシマエつけんだゴルァ！」
喧嘩賭博の被害者である武道が加害者の様に扱われる構図である。
それはいけないと思ったのか、三ツ谷が止めに入る。
「キヨマサの件はあいつが勝手に東卍の名前使って喧嘩賭博なんかやってたからナシっつったろ。」
「あぁ゛！？俺はバカだから分かんねぇよ！」
「パーちんの脳みそはミジンコだぞゴラァ！」
ぺーやんの擁護しているのか馬鹿にしているのか分からない言葉を聞いて、Aは割って説明に入ることにした。
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皇 - コメント失礼します！すごく面白いです！話の内容もわかりやすくて、自分の好みでした！このような面白い作品をつくってくださりありがとう御座いますm(_ _)mこれからも応援しています! (2022年1月20日 21時) (
レス) id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - 続編おめでとうございます！続編楽しみに待ってます！ (2022年1月19日 20時) (レス) @page43 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - すごく面白いですww厨二病主人公大好きなのでこの小説を作ってくださりありがとうございます！更新頑張ってください！応援しています＼＼\\٩( 'ω' )و //／／ (2022年1月14日 16時) (レス) @page38 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - ダテちゃん可愛いww (2022年1月13日 19時) (レス) @page3 id: 3fca84560f (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - っっっ…ブフォwww！いやもう笑う要素ありすぎて…w主視点ダメだこれ…www (2021年12月22日 16時) (レス) @page19 id: aa46f024f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白崎 | 作成日時：2021年10月24日 11時
