伍の刻 ページ6
sideなし
翌日。
放課後になり、Aは家で過ごしていた。
すると、いきなり家のインターホンが鳴る。
Aが外をちらりと見ると、見慣れた長身の男と小柄な少年、そして金髪の整えた髪の男が三人揃って自転車に跨っていた。
正確には小柄な少年が金髪の男の自転車の後ろに跨っていた、だが。
マイキーとドラケンと……タケミっちか。と考えながら、Aはドアを開ける。
「ほう、三人で尋ねてくるとは珍しいな……まさか、組織の奴等が来たとでも言うのか？」
「よっダテちゃん！組織のやつらは来てないけど、今から遊ぼって誘いに来た。」
「成程……まぁあやつらが来たのであれば逃がしはしないだろうからな。
丁度俺も特に用はない。一般人のように遊ぶのも組織から逃れる糧となるだろうからな、その誘い乗らせてもらう」
一旦家に入って用意をする間も、昨日の二人とのやりとりを思い出しながら今日どんなことがあったかを予測する。
大方、溝中にマイキーとドラケンで凸ってタケミっちを試し
、彼の信念を感じとれたのだろう。
しかしあやつら、もう受験生なのに
疑問に思いつつもAは準備を終えて再び家のドアを開ける。
「ダテ、準備できたか？」
「ああ。しかしどこへ行くのだ？」
「うーん、河川敷？」
「マイキーよ、何故疑問形なのだ……さては向かう場所を今決めたな？」
話しながら黒色の自転車に跨る。
いかにも厨二病の格好をした人物が自転車に跨ると、なんともシュールな光景になる……が、気にしては負けである。
四人は自転車を走らせながら、川沿いを走って行く。
「あの……マイキー君。何で俺なんかのことを気に入ったんすか？」
「……くっだらねー質問。
＿＿＿俺さ、十個上の兄貴いるんだよね。昔は俺と同じ総長やってて、自分より全然つえー奴にも平気で喧嘩挑んじゃうの」
「へぇ……」
佐野真一郎。
彼の存在を出されたことにより、Aの頭に昨日の場地との話が蘇る。
……久しぶりに会いたいな、なんて。
「あと、ダテちゃんがあそこまで買ってるから、どんなやつか気になってたんだよ」
「菅原君が？」
マイキーからAの名前が出されたことにより、武道は怪訝そうな顔をする。
そう言えば菅原君ってマイキー君達と一緒にいるし、東卍の中では偉い人なのかな……と、改めてAについて考える。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
皇 - コメント失礼します！すごく面白いです！話の内容もわかりやすくて、自分の好みでした！このような面白い作品をつくってくださりありがとう御座いますm(_ _)mこれからも応援しています! (2022年1月20日 21時) (
レス) id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - 続編おめでとうございます！続編楽しみに待ってます！ (2022年1月19日 20時) (レス) @page43 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - すごく面白いですww厨二病主人公大好きなのでこの小説を作ってくださりありがとうございます！更新頑張ってください！応援しています＼＼\\٩( 'ω' )و //／／ (2022年1月14日 16時) (レス) @page38 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - ダテちゃん可愛いww (2022年1月13日 19時) (レス) @page3 id: 3fca84560f (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - っっっ…ブフォwww！いやもう笑う要素ありすぎて…w主視点ダメだこれ…www (2021年12月22日 16時) (レス) @page19 id: aa46f024f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白崎 | 作成日時：2021年10月24日 11時
