弍拾壱の刻 ページ22
side男主
「うるせぇぇぇ!俺の思い出なんてどうでもいいんだろ!」
「まぁ落ち着けってタケミっち」
「落ち着け!?ふざけんなよ、暴れてたのはテメェらだろ!!」
タケミっちは先程から泣きながら叫んでいる。
やはりこれが当たり前の結果というやつだろう。
以前キヨマサにこき使われていたリーゼントの少年がタケミっちを止めに入っても、怯んでいない。
「周りのことなんか、眼中にねぇんだろ!?
テメェら二人が争って…周りがどうなるか……分かってねぇだろ……
テメェらだけの問題じゃねーんだよ!東卍皆、バラバラになっちゃうんだよ!?」
「タケミっち…………」
……………………ほう。
ただ単純に思い出を壊されたことだけが怒る要因ではないのか。
マイキーとドラケンの喧嘩に、二人の影響力を考えていない行動に一番怒っているのだな。
……………ククッ、やはりこやつ……
「ダテだって……!何が救世主だ……東卍が二つに割れちまうことも、争ってる所も間近で見てきたはずなのに……どうしてそんな平気でいられるんだよ……!
何で、場を変えられるテメェが傍観してるんだよ!!」
東卍を変えうる存在になるな。
もしかすると、マイキーの……こやつらの架け橋となる変革者となるかもしれん。
『……フッ、貴様に説かれる時が来るとはな。確かにそのとおりだタケミっち……しかしだな………』
「もういいよ!帰ってくれよ……」
ただ一つ。こやつに言わなければならないことがある。それは…
「タケミっち……頭にウンコついてるよ」
頭が菌まみれだという事だ。
「えっ………えぇぇ!?」
「きったねっ!ウンコマンだ、逃げるぞ!」
『貴様、その汚らわしい頭……やはり組織の手向け者だったとはな!!しかし俺は堕天使……浄化の力など捨てた!純黒に汚らわしさはいるまい……さらばだ!!』
許せタケミっち。
俺は貴様がウンコをつけたウンコマンだと知っても逃げずに耐えられる程の救世主の器は持っていない。
『行くぞマイキー、ドラケン!東卍をあやつに汚させる訳にはいかないからな!フハハハハハハ!!』
「ダテちゃん何気に酷いこと言うよな!まぁ間違ってないけど!」
「ちょっ、それは酷いじゃないですかー!!」
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皇 - コメント失礼します!すごく面白いです!話の内容もわかりやすくて、自分の好みでした!このような面白い作品をつくってくださりありがとう御座いますm(_ _)mこれからも応援しています! (2022年1月20日 21時) (レス) id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Makua*ぼっち - 続編おめでとうございます!続編楽しみに待ってます! (2022年1月19日 20時) (レス) @page43 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
Makua*ぼっち - すごく面白いですww厨二病主人公大好きなのでこの小説を作ってくださりありがとうございます!更新頑張ってください!応援しています\\\\٩( 'ω' )و //// (2022年1月14日 16時) (レス) @page38 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - ダテちゃん可愛いww (2022年1月13日 19時) (レス) @page3 id: 3fca84560f (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - っっっ…ブフォwww!いやもう笑う要素ありすぎて…w主視点ダメだこれ…www (2021年12月22日 16時) (レス) @page19 id: aa46f024f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白崎 | 作成日時:2021年10月24日 11時