第四話 みんな猫好き ページ6
看守室にて
『チェックメイト』
11番「ぐああ〜〜こいつにも負けたぁ!」
11番は悔しそうに頭を引っ掻き回した。
『約束だ。さっさと房に戻ってくれ。』
俺とハジメ先輩はしっしっと手で合図した。
11番「ちくしょー。負けた負けた。帰ろうぜロック。」
69番「おう。もう終わったのか?」
11番「昼飯までの時間つぶしにはなっかな〜」
69番「そうだな〜」
おや、今日はすんなり帰って…!!?
ハジメ「おい、九を持っていくな。」
69番「すまん…可愛いくてつい…」
ハジメ「俺は時々お前のキャラがわかんねーよ。」
『綺麗な目しやがって…((ボソッ』
11番「ロックは意外と動物好きなんだよ。聞いた話では外にいた頃
道路に飛び出した猫を助けようとして…」
「『ほうほう/ふむふむ』」
11番「自分がはねられた。」
「『はねられたの!?』」
11番「幸いに命には別状がなかったんだとよ。いや〜スゴイいい話だな。」
69番「猫も無事だったんだ。いや〜よかったよかった。」
「『化物かお前。(は。)』」
『と、とにかく九を返しなさい。』
69番「うぬぬ…」
ハジメ「全く、隙あらば九をもって行こうといやがって。」
69番「寂しいが、仕方ないか…」
そして九ちゃんを取り戻すことに成功したのであった!
11番「よし、帰るぞ」
69番「オウ」
ん?まてよ。
『オイオイオイオイ、今度は何を抱えている貴様。』
こいつ今度は違う猫ちゃんを!!
69番「すまん。可愛くてつい。それにでかくて…」
『それは同感。』
ハジメ「おい、なにちゃっかり同感してんだ。」
『あいた。』
俺は優しく?デコピンされた。
11番&69番「「(ハジメが軽くデコピン!?あっ、ありえない。)」」
ハジメ「お前無意識で連れてきたとしたらもう末期だぞ。」
『どこの猫ちゃんですかね。』
69番「知らん」
ハジメ「知らないの!?やっぱ末期だよお前!」
ハジメ「全く、どこから連れてきたんだか…」
『あぁ!猫ちゃん!!』
ハジメ先輩に猫ちゃんを取られてしまう…身長に差がありすぎて(ハジメ199cm=22cm差。)ちょっと上げただけで届かなくなってしまう。
すると、料理長のシロさんがいきなりドアをあけて(壊れるほど…)、やってきて猫ちゃんを持って焦るように戻っていった。
『(びっ、びっくりした…)』
ハジメ「あいつの猫だったのか。」
『あれ、おとうさんに内緒にしてるかんじです』
第四話END
56人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ナンバカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
3K猫 - すいません質問なんですが「真犬」って読み方ってなんですか教えてください<(_ _)> (2016年10月20日 22時) (レス) id: ec1ab75832 (このIDを非表示/違反報告)
ごちい(プロフ) - ぽにぽに@ヒトモシさん» 申し訳ないです!小説の説明に載せました! (2015年3月29日 16時) (レス) id: f53b56117e (このIDを非表示/違反報告)
ぽにぽに@ヒトモシ(プロフ) - すいません!フォレストで検索してもでてこないので、よければフォレストでの小説URLを教えてくれませんか? (2015年3月24日 20時) (レス) id: dc7aceaf1c (このIDを非表示/違反報告)
ごちい(プロフ) - 星羅さん» 返事遅れてすみません ウノですね!頑張ってみます!これからもよろしくお願いしますね! (2014年10月23日 23時) (レス) id: d2d8371613 (このIDを非表示/違反報告)
星羅 - とっても面白いです!出来ればなんですが、囚人番号2番を猿門のライバルにして欲しいです!更新頑張って下さい! (2014年8月30日 19時) (レス) id: 810aef757d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ごちい | 作成日時:2014年7月9日 20時